
Samsungが先月、モノのインターネット、「Internet of Things(IoT)」関連のスタートアップ、SmartThingsの買収を明らかにした。買収額は明かされていないが、Re/codeの報道によれば約2億ドルという話もでている。
SmartThingsは、2012年にクラウドファンディングサイト「Kickstarter」で資金を調達して創業したスタートアップ。家電製品や家の空間をモバイル経由で操作可能にするガジェットを提供している。
提供されているガジェットは、電源のオンオフや、ドアの開け閉めを可能にするもの、センサー機能が搭載されたものや、ウェアラブル端末まで様々だ。これらの全てのガジェットはハブと呼ばれるWi-Fiルーター経由でモバイルからコントロール可能となっている。
この売却に伴って、SmartThingsの従業員55人は、カリフォルニア州パロアルトに位置するSamsungのOpen Innovation Center (OIC) に加わることになるという。
SmartThings CEOのAlex Hawkinson氏はThe Vergeの取材に答えたインタビューのなかで、「独立を維持しながらもSamsungの世界的なスケールメリットを活かせるようになることが売却の決め手となった」とコメントしている。
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