Alibaba(阿里巴巴)が資金提供するQuixey、中国における次世代検索エンジンの規格を狙う

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アメリカに拠点を置くアプリ用の検索エンジンQuixeyは、Alibaba (NYSE:BABA)から5000万米ドルの資金提供を受けているが、本日、この中国のeコマース最大手と提携し、中国でのディープモバイル検索事業を立ち上げると発表した。

これは以下のことを意味する。まず、QuixeyはYunOSのモバイルサーチを引き継ぐことになる。YunOSは中国で販売された数百万台の携帯電話にインストールされているAlibaba製のAndroidスキンだ。YunOSはQuixeyがその他2つのAlibabaの事業に展開する前にある種の試験プログラムのとしての役割を演じ、成功すれば、さらなる展開も期待できる。

quixey-yunos-Mobile-searchまた、Quixeyは開発者がアプリの機能、特徴、およびコンテンツをより検索しやすくするためにAppURL 2.0を導入した。このAppURL 2.0はSEOスタンダードに類するものである。従来のWeb検索は、ネイティブアプリにロックされた内容まで検索が及ばなかった。

同社はスマートフォンを使用する際に人々が86%の時間費やしているのがこのネイティブアプリであると述べる。Quixeyはアプリ名やキーワードを越えて、そういったアプリに奥深くたどり着くことを狙っている。機能的検索では何をするのかを元にユーザはアプリを見つけることができ、ディープ検索では食べ物レピュー、 ソーシャルメディアのポスト、製品リストなど、これらのアプリに埋もれてしまっているコンテンツの発見が可能になる。

それを実行するにはQuixeyとAlibabaで開発者を呼び入れ、そしてAppURLの現状をつくるための大規模なキャンペーンが必要になる。同社は先行者利益を活用しており、COOのGuru Gowrappan氏は、中国の開発者コミュニティは既に十分に教育されていると述べた。

Alibabaの全提携企業(UCWeb=UC測覧器、Youku=優酷、Umeng=友盟など)が自社製品にAppURLを統合させる予定だ。Quixeyの技術はUCWebと共同で開発したShenmaというAlibabaの他の最新モバイル検索エフォートをサポート・強化することになるだろう。Quixeyは開発者のアプリ導入を簡便にするツールとリソースを含めたグローバル開発プログラムを開始した。

しかし、モバイル向けに詳しい検索を行うエンジンの開発を手掛けているのはQuixeyだけではない。最も注目すべきは、Googleもまた独自の技術に則りこの分野の開発を行っている。Gowrappan氏は、世界的な検索大手を脅威とは考えていない。

「技術や製品に対する考え方に関して、私たちの方が2年ほど先を進んでいると思っています。Googleは、ウェブに対して依然として古い方法で検索、ディープ検索そしてモバイル検索を行おうとしています」(Gowrappan氏)。

今はマーケットは断片化しており、モバイル向けのディープ検索の開発はまだ初期段階のため、技術が集約されウェブ上で検索エンジン最適化(SEO)が実現したようになるには、おそらく数年はかかるだろう。

QuixeyがWeChat(微信、中国の消費メディアで非常に人気のある媒体)でコンテンツの検索もできるようになるのかという問いに対し、Gowrappan氏は「今すぐというわけにはいきませんが、そこに着手するのであれば、非常に優れたものに仕上げなくてはならないでしょう」と答えた。

Alibabaの大手ライバルでWeChatを開発したTencent (騰訊、HKG:0700)がQuixey検索をブロックできると、Tech in Asiaは懸念しており、Gowrappan氏はこれが可能であると認めているが、Tencentの利益にはならないだろうと述べた。 「私はこのエコシステムを妨害し終わらせようとしている人々は失敗すると考えています。終わらせてしまうと、ユーザの共感も得られません」。

Tencentが支援する検索エンジンのSogou(搜狗)は、今年初めにWeChatでコンテンツ検索を可能にしたが、私たちTech in Asiaが試したところ、結果はあまり良くなかった。

【原文】

【via Tech in Asia】 @TechinAsia