
Image Credit: Facebook
(こちらの記事の抄訳でお届けします)
Facebookメッセンジャーの利用数の成長が止まらない。今日(編集部注:原文掲載7月20日)、Facebookメッセンジャーは重要な指標を超えた。10億の月間アクティブユーザーだ。
月間アクティブユーザーが10億を突破したという発表は、9億人を達成したという発表の3ヶ月後、8億人達成の7ヶ月後である。同アプリの利用数は迅速に成長している。
参考として挙げておくと、WhatsAppはローンチから7年後の今年2月に10億を突破した。一方で、FBメッセンジャーが独立したアプリとして最初に登場したのは2011年、4年前のことだ。
また、Facebook自体の月間アクティブユーザーは16億5000万である。メッセンジャーの利用ユーザー数が10億ということは、Facebookの利用者の60パーセントがアプリでもコミュニケーションをとっているということだ。
ユーザーはメッセンジャーで様々なことをしている。友人、同僚、愛する人に電話をかけるという行動もその一つ。実に、Facebookいわく世界中でかけられているVoIPコールの10パーセントがFacebook メッセンジャー上からのものだという。

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音声通話サービスはFacebookがここしばらく取り組んできたことだ。2013年にP2Pのコールがスタートし、グループコールも昨年4月に始まった。
同メッセンジャーを使用している人のかなり多くの割合が音声通話を利用しているという事実は、この技術においてFacebookが成し遂げたこと、つまりCEOのマーク・ザッカーバーグ氏が昨年、通話サービスを使う人が増えた際に音声の質を向上させるといった約束を果たしたことを示している。
音声通話以外に、メッセンジャー上でユーザーは活発にやり取りをしている。写真、ステッカー、GIFを送り合ったり。毎月170億枚の写真、毎日2200万のGIFが送信されていると同社は述べる。
2014年のF8では、アプリに関連したプラットフォームをローンチした。販売者や企業が、普段慣れている方法で顧客に対応できる方法としてこの技術を活用してほしいという意図によるものだ。今では毎月、顧客と事業者のあいだで10億のメッセージが交わされている。その数は昨年から倍増している。
この数字は、メッセンジャーのプラットフォーム上でボットが広がっていくにつれて、さらに成長すると思われる。ボットは、Facebookが最近サポートを始めたものだ。今では、メッセンジャーアプリ上で1万8000のボットがローンチした。この数字は6月から63パーセント伸びている。開発者がメッセンジャー上でボットを活用することに興味を抱いているのは明らかだ。2万3000名以上の開発者が同社のWit.aiに登録し、その自然言語処理エンジンを活用しようと試みている。
「10億に達するまでの試みとして、私たちは現代の日々のコミュニケーションにおいて可能な限りベストな経験を創造することに注力しました。今後も、ユーザーとその人にとって重要な人とビジネスとをつなげられるように集中します」。
このように、Facebookのメッセンジャー担当バイスプレジデントのDavid Marcus氏はコメントしている。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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