南ジャカルタで開かれた記者会見イベントで、Berrybenka CEO の Jason Lamuda 氏は、調達資金がマーケティングやユーザ獲得、人材の獲得や維持、在庫サイクルの維持のために使われると説明した。また、今回の出資とあわせて、Berrybenka は2017年の主要戦略についても明らかにした。
2016年9月に開催された Tech in Asia Tokyo 2016 で、ピッチコンペティション「Arena」に登壇した XTREME DESIGN 代表取締役の柴田直樹氏 Image credit: Masaru Ikeda
代表取締役の柴田直樹氏によれば、XTREME DNA が提供する機能は IaaS(Infrastructure as a Service)として注目を集め、エンタープライズユーザからの引き合いが多く、「売れている(柴田氏)」とのこと。InfiniBand(サーバ/クラスタ間の高速バスアーキテクチャー)をサポートしている Micsoft Azure に対応しているほか、InfiniBand ではないものの、リーズナブルさと手軽さからスポットインスタンスを立てて AWS(Amazon Web Services)で利用されるケースも出てきているという(AWS の場合は、InfiniBand に代え 10Gbps イーサネットで相互接続された環境で実装)。
XTREME DNA が使えるクラウドに対してはニュートラルな立場を取っており、パブリッククラウドで最大限のパフォーマンスを引き出すノウハウは、長年にわたり柴田氏らがスパコン開発・運用に従事してきた経験の真骨頂と言える。
これまでバックエンドの技術に特化してきた XTREME DESIGN だが、ここへ来て「XTREME DNA 2.0」とも言うべき、新たなステージへと進もうとしている。それは、XTREME DNA に UI/UX の行き届いたビジュアライゼーションをつけてしまおうという試みだ。
アメリカでは XTREME DNA の競合になりそうなサービスを提供するスタートアップが数社存在するらしいが、UI/UX でいいものを作って出せば勝てるというのが柴田氏の読みだ。世界市場の席巻を視野に、この新しい XTREME DNA は、3月10日からオースティンで開催される SXSW Trade Show でお披露目となる予定だ。
昨年、世界最大級のテクノロジー企業 Amazon と Google はそれぞれ、一般家庭向けに会話 AI アシスタントの積極的な売り込みを行った。これが予想以上にヒットした。Amazon Echo は2015年のローンチ以降、現在までに500万台以上が売れ、Google の方は具体的な数字を公表していないが、会話ユーザインタフェース分析企業 VoiceLabs によると、Google Home の…
Image Credit: Ainemo(小魚児)
昨年、世界最大級のテクノロジー企業 Amazon と Google はそれぞれ、一般家庭向けに会話 AI アシスタントの積極的な売り込みを行った。これが予想以上にヒットした。Amazon Echo は2015年のローンチ以降、現在までに500万台以上が売れ、Google の方は具体的な数字を公表していないが、会話ユーザインタフェース分析企業 VoiceLabs によると、Google Home のユーザ数は昨年のクリスマス期間中で4倍まで伸びたとのことだ。
明らかに需要は高まっており、その理由もわかりやすい。これらの AI アシスタントはコンパクトな上に生活に役立つ機能が満載なのだ。声で指示を出すだけで、Uber を頼んだり、オーディオブックを再生したり、また天気のチェックやネットショッピングなどができる。
したがって、アジアのテクノロジー系巨大コングロマリットがうまいこと市場に入り込んでくるのも時間の問題だといえる。今月初め、中国のスタートアップでスマートロボットを専門に扱っている A.I Nemo(Ainemo=小魚児)がウェブサービス大手企業の Baidu(百度)とタッグを組み、Amazon Echo と Google Home に対抗するとされる製品の開発に乗り出した。
家庭用音声制御ロボット「Little Fish(小魚在家)」には Baidu の新型 AI アシスタント「DuerOS」が搭載されている。外国語の翻訳や株価のチェック、位置情報の検索も可能で、ニュースを見ることもできる。だがこれだけではなく、ライバルには真似できない特筆すべき機能が備わっている。
Amazon Echo や Google Home とは異なり、Little Fish には8インチで解像度1280×800の IPS 液晶スクリーンと1080p のウェブカメラが備わっている。つまり、ユーザは映像をストリーミング配信したり、ビデオチャットしたりできるのだ。その上、Little Fish を使って電話をかけたり、映画のチケットやホテルの予約したり、電話料金の支払いなんかもできる。
このAI「DuerOS」には機械学習が応用されていて、時間の経過とともにユーザについて学習していく仕組みになっている。興味のある人は無料のアプリをダウンロードすることができ、それを使って Little Fish とのコミュニケーションがどんなものか試すことができる。
Little Fish には4つのバージョンがある。基本バージョンは1,699人民元(250米ドル)で販売されており、1GB のクラウドストレージと、さらに10GB の追加ストレージ(1年間だけ)が付いてくる。1つ上のバージョンは320米ドルするが、5,000 mAh のバッテリーパックが付属されており、これを使えばリモコンでスクリーンを動かすことが可能になる。