学費は「出世払い」でOKなMake School、1500万ドル調達でニューヨークへ進出へ

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ピックアップMake School raises $15 million for its pay-for-performance computer science program

ニュースサマリー:米国のアプリ開発者養成スクール「Make School」は9日、シリーズBにて1500万ドルの調達を伝えている。出資をリードしたのはVenrockで、Learn Capital、Kapor Capitalも今回のラウンドに参加した。

Make Schoolは昨年からDominican Universityとパートナシップを組み、2年間で取得可能なコンピューターサイエンスのバチェラーコースを開始。学費は7万ドルだが、生徒は卒業後の年収が6万ドルを超えた場合のみ支払えばよい仕組みを提供している。同社は今回調達した資金を、来年度に見据えるニューヨーク支社の設立に用いるとしている。

話題のポイント:今回のMake Schoolのように、新世代型の「大学」が増えてきています。その一例が「Minerva(ミネルバ大学)」です。同大学は固定のキャンパスを持たず、初年度をサンフランシスコで過ごしたのち、学生は世界の7都市を移り住みます。ローカルに溶け込む形で、各都市ならではの特徴を生かしてインターンや現地民との関りから「学び」を増やしていきます。

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今まで大学といえば、高い授業料を払い固定のキャンパスで学んで、またまた高いお金を払って留学するという流れが一般的だったと思います。Make Schoolやミネルバ大学は、新たな時代の選択肢を一つ増やす取り組みです。

日本もまた違った角度で「N高」のような取り組みが出てきていますが、ぜひとも日本からもこういった取り組みをする大学が登場することを願います。

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