ブロックチェーンのプライバシー保護技術を開発する「QEDIT」、Ant Financial(螞蟻金服)などから1000万ドルを調達

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ピックアップ:Alibaba’s Ant Financial Backs $10 Million Round for Blockchain Privacy Startup

ニュースサマリー:プライバシー・ソリューションを提供するイスラエルのスタートアップ「QEDIT」は4月29日、Alibaba(阿里巴巴)系列のフィンテック企業であるAnt Financial(螞蟻金服)などから1000万ドルの資金調達を公表している。

QEDITのブログポストによると、QEDITのプライバシー保護技術は、Ant Financialのブロックチェーンプロジェクトに活用されるという。その他にも、QEDITの同技術を活用するパートナーシップ企業には、ソフトウェア企業のVMWareや、米国のRGA再保険会社の子会社であるRGAXが名を連ねている。

話題のポイント:QEDITのプライバシー技術は、プライバシー保護能力のある一部の暗号通貨でも活用されている「ゼロ知識証明という暗号技術です。端的に説明すると、契約を交わす当事者同士が機密情報を開示せずとも、取引できるようにしてくれるものです。

今回パートナーシップに名を連ねたAnt Financialなどの企業は、同技術を彼らが提供するプラットホーム内の企業間・個人間の取引に活用するそうです。具体的には、資産の送受信やサプライチェーン取引、アイデンティティに関連するデータのマネジメントなどです。

今回の資金調達は、ブロックチェーンのエンタープライズ領域において、プライバシー保護技術が実用化へ向け着実に進歩しているということを示しています。アント・ファイナンシャルのような大手金融企業による導入は、実用化というメリットだけでなく、同プライバシー保護技術のプレゼンス向上にも繋がるでしょう。

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