トークンエコノミー型グルメSNS「SynchroLife(シンクロライフ)」運営、シリーズAで2.8億円を調達——MTG Ventures、ギフティなどから

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GINKAN のメンバーと、今回ラウンドに参加した投資家の皆さん
Image credit: Ginkan

<3日15時更新> ギフティは今年2月オリコは昨年7月のそれぞれの資本業務提携時の出資が本ラウンドの一部であったことが判明。該当箇所を削除。

トークンエコノミー型グルメ SNS「SynchroLife(シンクロライフ)」を運営する GINKAN は2日、シリーズ A ラウンドで2.8億円を調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターは MTG Ventures が務め、ギフティ(東証:4449)、オリエントコーポレーション(東証:8585。以下、オリコと略す)、セレス(東証:3696)、三生キャピタル、オークファン(東証:3674)、DD ホールディングスベンチャーキャピタル、三菱 UFJ キャピタル、エスエルディー(東証:3223)が参加した。創業以来の累計調達金額は約4億円。

MTG Ventures は、「シックスパッド」などで知られる MTG(東証:7806)の投資子会社で、ファンド組成時にはフードテックを対象領域に含むことを明らかにしていた。GINKAN 代表取締役の神谷知愛氏は名古屋出身で、今回の出資は、名古屋のスタートアップエコシステムを育成したいという MTG Ventures の考えとも合致する。また、MTG Ventures 代表取締役の藤田豪氏は、今回出資者に名を連ねる DD ホールディングスベンチャーキャピタルの親会社 DD ホールディングス上場時(当時、ダイヤモンドダイニング。2007年3月、大証ヘラクレスに上場)のジャフコの投資担当者であり、外食産業に造詣が深い。

ギフティは今年2月の資本業務提携に続く出資。オリコは昨年7月の資本業務提携に続く出資。セレスは2018年8月の8,000万円に続く出資。また、三菱 UFJ キャピタルからの調達は、昨年8月の MUFG DIGITAL アクセラレータの第4期デモデイのグランプリ、三菱 UFJ ニコスとの協業が元になっているとみられる。DD ホールディングス(東証:3073)と、その子会社で、kawara CAFE&DINING など運営するエスエルディーからも昨年8月に資金を調達している。したがって、今回完全な新規投資家としては、三生キャピタル、オークファンの2社となる。

「SynchroLife」
Image credit: Ginkan

2012年10月にローンチした SynchroLife は近年、飲食店のレビュー投稿に当事者の恣意的なバイアスが影響しないよう、ブロックチェーンや独自トークン「SynchroCoin」を活用したコミュニティ確立に傾倒してきた。アプリ上に掲載されたレビューの数は21万件、掲載店舗数は10万店舗を超えている。昨年7月からは、SynchroLife 加盟店で食事することでトークンがもらえるサービスを開始。飲食店はリスクフリーでマーケティングを展開できるようになった。

先週には、新型コロナウイルスの影響に対応し、テイクアウト可能な店探しにも対応できる機能を追加した。SynchroLife は昨年4月、大幅にインターフェイスを変更し検索機能を廃止、レコメンドで飲食店を探せる「AI厳選」機能をリリースしていたが、この機能にテイクアウト対応店舗で絞り込みができるようにしたものだ。SynchroLife 加盟店全店舗はテイクアウトに対応しているが、それ以外のテイクアウト対応有無は、ユーザの投稿、WEB情報、テイクアウト掲載の問い合わせなどから手動で日々追加しているという。将来は、画像解析や自然言語解析などでテイクアウト対応有無を自動判断できることを目指している。

GINKAN では調達した資金を使って、ユーザの美味しいお店開拓のためのアプリ機能や加盟店向けサービス拡充のための開発、サービス認知拡大とユーザ獲得におけるマーケティングを強化するとしている。

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