グルメプラットフォームのRetty、東証マザーズ上場へーー評価額は124億円規模

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レストラン情報などのグルメ関連プラットフォームを手掛けるRettyは9月28日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し承認されたことを発表した。市場区分はマザーズで証券コードは7356。20万株を公募し、461万8,600株を売り出す。なお、オーバーアロットメントは72万2,700株。主幹事は大和証券が務め、上場予定日は2020年10月30日。

価格の仮条件は10月13日に決定し、ブックビルディング期間は10月15日から21日を通して実施される。最終的な公開価格決定日は10月22日。同社公開の有価証券届出書によれば、2019年9月期(第8期)の通期売上高は22億6,800万円で純利益が1億5,500万円。足下の第9期第3四半期の売上高は累計で17億1200万円、純利益が2,270万円となっている。気になる感染症拡大の影響は足下の第3四半期に現れており、売上高が4億4200万円と前年同期比で72%と落ち込んでいる。公募分を含めた総株数は1,081万2,504株。想定発行価格の1,150円から算出した評価額は約124億円。

Rettyの創業は2010年11月。翌年6月に実名で信頼できる人が紹介するレストランガイドとしてRettyを公開。2015年に利用者数(ブラウザベースでのサービス訪問者数)1,000万人を突破して以降、順調に利用者、レストラン双方の数を伸ばし、2020年8月時点での利用者数は4390万人、レストラン側の有料での利用店舗数は9600件に上る。ビジネスモデルはレストランに対するユーザー送客支援(同社はFun Relationship Management/FRMとしている)と広告で、売上の多くをFRMが占める。例えば足下の第3四半期累計では、全体の17.1億円の内、FRMは11.6億円となっている。

主要な株主は創業者で代表取締役の武田和也氏が33.5%、YJキャピタルが15%、Eight Roads Ventures Japanが11.8%、旧グリーベンチャーズ(AT-Ⅰ投資事業有限責任組合)が8.2%、WiLが7.1%、サイバーエージェント・キャピタル(当時の社名はサイバーエージェント・ベンチャーズ)が4.5%、伊藤忠テクノロジーベンチャーズが4.4%、NTTドコモベンチャーズが3.8%、長束鉄也氏が3.4%、林正栄氏が2.7%と続く。