
東京を拠点とするスタートアップで、送金・決済システムを開発する Kyash(キャッシュ)は31日、シリーズ D ラウンドで49億円を調達したと発表した。同社にとっては、2020年3月のシリーズ C ラウンドに続くものだ。この調達を受けて、同社の累計調達額は約128億円に達した。
このラウンドに参加した投資家は次の通り。
- JP インベストメント
- Block(アメリカ、NY証取:SQ、旧称:Square)
- Greyhound Capital(イギリス)
- Altos Ventures(アメリカ)
- Goodwater Capital(アメリカ)
- StepStone Group(アメリカ、旧称:Greenspring Associates)
- Yitu Capital(香港)
- SMBC 日興証券(日本)
- 三井住友海上キャピタル(日本)
- AG キャピタル(日本)
- ジャフコ グループ(日本)
- SMBC ベンチャーキャピタル(日本、東証:8595)
- W ventures(日本)
Kyash の設立は2015年1月。モバイルアプリ Kyash の開発に傾倒してきたほか、昨年には国際カードブランドの Visa と提携し、銀行預金や売上金などの金融資産が世界中の Visa 加盟店で利用可能になる「Kyash Direct」をローンチ。2020年7月、経営資源の集中を理由に Kyash Direct を2020年10月にインフキュリオンに事業譲渡した。
同社は2020年8月、「資金決済に関する法律」に基づく資金移動業の登録を完了しており、Kyash はデジタルバンクに近いサービスも提供できるようになった。Kyash 創業者で代表取締役 CEO の鷹取真一氏は、2020年10月に行った BRIDGE とのインタビューで、「Kyash は消費者向けのサービスを変革させていくのがミッション」とコメントしていた。
via PR TIMES
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