Acqu-hire とスタートアップの合併、Open Network Lab のデモデイ【Canvas 4月号(4月23日〜4月29日)】

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Acqu-hire とスタートアップの合併、Open Network Lab のデモデイ

今週の話題(4月23日〜4月29日):YouTubeアニメのPlottと、動画マーケのBUZZCASTが経営統合——IPビジネスを強化、海外事業もワンチームで展開へONLabが第24期デモデイを開催、貸切バスのマッチングと配車・運行管理DXの「busket」が最優秀賞を獲得

左から:奥野翔太氏(Plott 代表取締役)、山田雄介氏(BUZZCAST 代表取締役)
Image credit: Plott

スタートアップとスタートアップが合併したり、買収したりされたりという事例は、日本ではまだまだ少ないですね。先日の Minto の件と言い、今回の Plott の BUZZCAST の件と言い。スタートアップの acquhire(人材獲得を目的とした買収)にる成長加速、経営者のスキルの相互補完という点で有効な手段の一つと言えます。世界的に見ても同じ投資家を持つスタートアップ同士の合併や買収は多く、投資家が仲人的役割を果たしているようです。

デモデイで優勝した「busket」を運営する Wunder Transport Technologies の CEO 西木戸秀和氏
Image credit: Open Network Lab

Open Network Lab の直近のデモデイでは配車・運行管理 DX の「busket」が優勝しました。BRIDGE では、このチームにお世話になったことがあります。今から6年以上前に開催した BRIDGE 初の大型イベントで、海外から招聘した起業家や投資家の皆さんに、日本のスタートアップシーンを知ってもらおうと都内のスタートアップハブのツアーを実施した際、busket のサービスを利用させていただきました。時を経て、ビジネスモデルも確立され、今では多くの顧客を抱えておられると伺い、喜びもひとしおです。

今週の調達ニュース

今月の国内スタートアップの主要な資金調達ニュースをお届けします。

ブロックチェーンゲーム開発とNFT事業展開のdouble jump.tokyo、国内外16のVCから30億円を調達(4月29日)

  • double jump.tokyo は、ブロックチェーンゲームの開発や支援、それに伴う人材や組織体制の強化のために約30億円を調達したと発表した。IP(知的財産権)を活用したゲームの共同開発や組織体制の強化を図る。
  • このラウンドに参加した投資家は、Access Ventures、Amber Group、Arriba Studio、Circle Ventures、Com2uS Group、電通ベンチャーズ、Fenbushi Capital(分布式資本)、Infinity Ventures Crypto、JAFCO、Jump Crypto、Next Web Capital、PKO Investments、Polygon Ventures、Protocol Labs、Wemade、Z Venture Capital。

道路点検AI開発のUrbanX、4億円を調達——20以上の自治体が利用、電線・電柱・標識のメンテ支援も視野(4月28日)

  • アーバンエックステクノロジーは、直近のラウンドで4億円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、ANRI、東京大学協創プラットフォーム開発(東大 IPC)、三井住友海上。ラウンドステージは不明。今回出資に参加した ANRI と東大 IPC は、2020年10月に実施されたシードラウンドに続くフォローオン。

大企業の「ライトパーソン」を探し出せるBeatrust(ビートラスト)8億円調達ーー開始1年、大手中心に1.5万人利用(4月27日)

  • Beatrust(ビートラスト)はシリーズAラウンドの増資を発表している。調達した資金は8億円で、引受先になったのはJAFCOをリードに、グローバル・ブレイン、MUFGキャピタル、SMBCベンチャーズの新規4社と、既存投資家として伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、One Capital、サイバーエージェント・キャピ タル、Delight Ventures、PKSHA SPARXアルゴリズム1号、みずほキャピタルの6社。また、Pinterestの初期投資家であるWilliam Lohse氏がエンジェル投資家として参加している。

アジアのニュース

今月のアジアのニュースをお届けします。

精神状態を改善してくれる微生物製品を開発、台湾Bened Biomedical(益福生医)が日本市場参入へ(4月26日)

  • メンタルプロバイオティクス技術と製品の開発に注力する Bened Biomedical(益福生医)は22日、Trans-Pacific Technology Fund(TPTF、華美科技創業投資基金)と JAFCO Asia がリードしたシリーズ A ラウンドで、総額1,000万米ドル超を調達したと発表した。

シンガポール/台湾のIoTスタートアップUnaBiz(優納比)、Sigfoxを買収(4月26日)

  • フランス・トゥールーズの商事裁判所は、フランスの IoT 企業である Sigfox の経営を引き継ぐ企業として、9社の入札者の中から UnaBiz(優納比)が落札したと発表した。

日本でビットコインファンド組成のHyperithmがCoinbaseから資金調達など——韓国スタートアップシーン週間振り返り(4月25日)

  • 韓国の暗号資産ウェルスマネジメントスタートアップ Hyperithm は、既存株主である Coinbase Ventures から資金調達した。これは、2021年8月のシリーズ B ラウンドに次ぐブリッジラウンドだ。Hyperithm は昨年、Coinbase Ventures など機関投資家複数から1,100万米ドルを調達している。

中国企業17社が米上場廃止か、エドテック「作業帮」がプリンター事業進出など——中国スタートアップシーン週間振り返り(4月25日)

  • 米国証券取引委員会(SEC)は、アメリカの外国企業説明責任法(Holding Foreign Companies Accountable Act)に基づき、アメリカ上場している中国企業17社を暫定的な上場廃止リストに追加した。このリストには、コーヒーチェーンの Luckin Coffee(瑞幸咖啡)、電気自動車メーカーの Li Auto(理想汽車)、Q&Aプラットフォーム「Zhihu(知乎)」、オンライン住宅の KE Holdings(貝殻找房)など、中国の主要テック企業が含まれる。
  • 中国のオンライン教育プラットフォーム「Zuoyebang(作業帮)」は、プリンタ市場に進出し、新たな収益源を求めてプリンタ事業を展開する事業部門を設立した。この新事業部門は、キヤノン、HP、エプソンなど従来のプリンターメーカーの元社員を中心に、現在約100人を雇用している。北京に拠点を置く同社が20日にプリンターの新製品を発表する予定だと、36Kr(36気)が報じている。

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