米NBAとMLB、それぞれメタバースに進出

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

Meta(旧Facebook)は、NBA の創立75周年を記念し、Meta の VR メタバース「Horizon Worlds」に新体験「NBA Lane」を公開すると発表した。NBA Lane では、Meta Quest 2 のユーザが NBA をテーマにしたさまざまゲームやアクティビティを体験する機会を得られる。期間は6月30日まで。

「NBA Lane」イメージ

NBA Lane で楽しめる体験は次の通り。

  • フリースローシュートアウト………友達と競い合えるミニゲームで、ポイントを多く獲得したプレイヤーが勝ちとなる。フープが動くので、相手よりも高い得点を狙うことができる。
  • 低重力ダンクコンテスト………低重力を利用してダンクを決めるコンテスト。
  • 巨大スクリーン観戦………アリーナ正面の巨大スクリーンで、試合のハイライトや選手のインタビューなど、NBA のさまざまなコンテンツが楽しめる。
  • NBA トロフィールームで自撮り………VRで 再現された、優勝チームに与えられる Larry O’Brien トロフィーを手にして自撮りできる。
「Digital Truist Park」イメージ

一方、ジョージア州アトランタに本拠を置く Atlanta Braves は、チームの本拠地である Truist Park のデジタルツイン版「Digital Truist Park」をローンチした。Atalanta Braves はメタバースに参加する初の MLB(メジャーリーグ)チームとなった。Digital Truist Park では、ファン同士がコミュニケーションしたり、動画を視聴したりすることができる。Digital Truist Park では、ユーザは人気ゲーム「ザ・シムズ」のようなオンラインアバターを作成し、Truist Park での体験全てをブラウザに直接ストリーミングされる没入型のマルチプレイヤー環境で楽しむことができる。今後、デジタルサイネージによるスポンサー収入、コンサートやライブイベントによるチケット販売、ショップによる商品販売など、マネタイズの可能性も大きい。

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