モンスター・ラボがアジアのエンジニアチームに開発を発注できるクラウドソーシングサービス「セカイラボ」をリリース

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sekai labo

本社をシンガポールに置く、音楽配信サービスやゲーム開発を行うモンスター・ラボのグループ会社、Sekai Labは、アプリ開発を世界中のエンジニアチームに発注できる、クラウドソーシングサービス「セカイラボ」の提供を本日からスタートした。

近年、スマートフォンの普及により、国内におけるアプリ開発が可能なエンジニアの需要が急増している。中国やベトナムを初めとするアジア圏でのエンジニアの数と質が上昇しており、ここにアプリ開発を発注できれば、とSekai Lab代表取締役COOの大熊一慶氏は考えた。

アジアに優秀なエンジニアは多数いますが、日本語を通じて発注できるプラットフォームが存在しておらず、安心して発注することは困難となっています。

また、基本的にクラウドソーシングサービスは受注者が個人であり、チームではないため大規模での開発が難しいという状況がありました。こうした課題のクリアを目指し、セカイラボを立ち上げました。

とセカイラボを立ち上げた経緯について、大熊氏は語っている。

セカイラボでは、比較的人材のコストが低く、クオリティの高い開発を実施できるアジアのチームに対して、日本語で発注可能にすることで国内のエンジニア不足を解決しようとしている。基本的には発注者と受注者の間でやりとりすることになるが、案件によってはモンスター・ラボが設計・検証など海外開発でトラブルになりがちな部分をサポートする。

サイト上では以下のように、開発可能なジャンル、対応可能な言語、人月単価、実績などからチームを探すことが可能だ。

sekailabo team

登録するチームについて、大熊氏は以下のように語っている。

初期に関しては、日本に拠点を持ちながら海外に開発拠点を持つ企業を受注者として対象としています。我々が実際に会い、実績が確かなだと判断した企業のみを登録しています。そのため、我々が各企業に所属している海外や国内の各チームリーダーの情報をヒアリング・可視化して、登録しています。

ランサーズ、クラウドワークスが成長し、クラウドソーシングサービスはますます注目を集めるようになり、浸透し始めている。こうした中で、日本から海外に開発を発注するクラウドソーシングの仕組みが、どれだけ浸透するのかは興味深い。

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