DeNA とドコモのジョイントベンチャーが、アマチュアの漫画・小説クリエイター向けに販売プラットフォームを提供

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

エブリスタはDeNAとNTTドコモのジョイントベンチャーで、人々に自身のコミックや小説をモバイル向けに掲載して、配布することができるようにしている[1]。ほとんどのコンテンツは無料で体験できるようになっており、いくつかは有料のコンテンツとなっている。作品の販売を行なっているクリエイターは、40%の印税収入を得ることができる。

普通、そうしたパブリッシャーはプロだが、エブリスタはすべてのユーザーにコンテンツを掲載し、期間限定で80%のロイヤリティを得ることが可能だと現在発表している。このプロモーションは2013年12月まで継続され、この期間中は誰かエブリスタのプラットフォームでコンテンツを売りたいと思う人がいれば、彼らはそれを選ぶことができる。

このサイトに200万以上の作品が掲載されたとき、注目サクセスストーリーも生まれている。たとえば、携帯小説の「王様ゲーム」は同プラットフォームで大きな成功を収め、Amazonで出版され、結果として460万のコミックが販売された。エブリスタのサービスは、一日100万以上のユニークユーザーを誇り、注目のクリエイターにとっては観客にリーチできる価値あるアウトレットとなっている。元々、2010年にローンチされ、すでに運営側にとっても利益を生み出すビジネスとなっている。

ここ数年、モバイルゲーム会社のDeNAについて言及するようにしてきた。そして、同社にとってまだゲームが本業となっているが、同社はDeNAショッピング、Groovy Musicアプリ、シニア向けのソーシャルネットワーク、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)など、多様なインターネットサービスを運営している面も興味深い。

Everystar


※1 同ベンチャーは、70%がDeNA、30%がドコモによって運営されている。

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