350以上のアプリが導入するゲーマーのコミュニティ「Lobi」(旧なかまっぷ)が、ブレイブフロンティアと共同で実況動画イベントを開催

by Yukari Mitsuhashi Yukari Mitsuhashi on 2014.11.14

Lobi-website

2010年12月に面白法人カヤックがリリースした、スマホゲームに特化した日本最大級のチャットサービス「Lobi –チャット&ゲームコミュニティ-」(以下、Lobi)。iOSとAndroidアプリ、またWebから閲覧可能なブラウザ版として提供されています。

ゲームユーザーが、各種ゲームの攻略法についてチャットや動画などで盛んにやり取りするLobiには、86,000を超えるコミュニティが存在します。また、開発者に対しては、チャットやプレイ動画機能のSDKを提供。「ブレイブフロンティア」や「モンスターストライク」などの超ヒットタイトルを含む350以上のゲームアプリに導入されています。

Lobiの前身である「ナカマップ」は、元々位置情報サービスを使ったリアルコミュニケーションサービスとして運用していましたが、匿名性で利用できるチャット機能がスマートフォンゲームと相性がよく、徐々にゲームユーザーの利用者を獲得。今のゲーマーコミュニティへとピボットしました。

その後、ヒットタイトルだった「怪物クロニクル」とまずは相互リンクで連携し、2012年には、ゲームの機能により溶け込むようにチャットのSDKを開発。翌年には、iOSとAndroidの両方で使えるランキングのSDKを提供し、同年5月に「Lobi」に改名しました。さらに今年に入ってから、スマートフォンゲームのプレイ動画が撮影できる「Lobi REC SDK」をリリースしています。

プレイ動画をスマホだけで投稿できるイノベーション

家庭用ゲームやパソコンゲームでは既に浸透する、ゲームのプレイ動画を共有して、ゲームの攻略法を教え合う文化。特に欧米ではこうしたコンテストなども頻繁に開催されています。また、今年8月には、Amazonがビデオ動画プラットフォームの「Twitch」を約10億ドルで買収するなど、市場の盛り上がりが見て取れます。

ところが、家庭用ゲームなどで実況動画を録画して投稿するには、そのための設備の初期投資が必要。「Lobi REC SDKによって、一切の機材が必要なくスマホだけで簡単にプレイ動画を録画・実況して、SNSへ共有できるようになりました。その敷居を下げたことが一番のイノベーション」と話すのは、カヤックの執行役員でLobi事業部の片岡巧さん。

スマホでプレイ動画を投稿できるようになったことで、一部の実況プレイヤーしか制作できなかったプレイ動画コンテンツが、今ではゲームタイトルとそのファン層によって裾野がいっきに広がっています。例えば、Lobi REC SDKを導入する「モンスターストライク」には、小学生の可愛らしい声による実況中継なども拝見できます。

一昔前、まだファミコンなどの家庭用ゲームが主流だった頃は、家に友達を呼んで、ファミコンを囲んでワイワイ遊ぶのが常でした。Lobiでは、自分が実況している内容に対してコメントがつく機能などを用意することで、スマホの中でも対面で遊ぶ感覚を再現し、新しいゲームコミュニケーションの形を追求しています。

作るのはあくまでゲームコミュニティ

海外勢の「Everyplay」や「Kamcord」、国内の「OPENREC」など、国内外で台頭するスマホに特化したプレイ動画サービスの数々。以前にThe Bridgeで紹介したKamcordへのインタビューで、彼らは「モバイルゲームのYouTube」を目指していると話しています。Lobiが目指すのは、動画プラットフォームではなく、あくまでゲームコミュニティ。

スマホで撮るプレイ動画が幕を開けたばかりの現時点では、機能面や対応できる開発環境ではLobiに多少のアドバンテージがあると話す片岡さん。でも、そのアドバンテージも時間と共になくなり、どこも同じようになっていくことを見込んでいます。プレイ動画を撮影、投稿し共有する基本的な機能がどこも一緒になると仮定した場合、今現在、いかにLobiならではのプレイ動画を活用したコミュニケーションを生み出せるかに注力しています。

例えば、Lobiでは「ゲーム会社とコラボレーションしたプレイ動画イベントの開発」や「作成したプレイ動画や実況動画を共有しやすい環境構築」を用意。たしかに、Lobiのアプリを見てみると、ニコニコ動画やLineなど日本特有のサービスにも投稿できるようにし、日本のゲーマーを念頭に置いた投稿環境が用意されています。

単なる機能に留まらず、ゲームの中に浸透

ゲームを盛り上げることに一役も二役も買っているLobi。その効果を実感して、ゲーム会社が積極的にLobiを取り入れる動きが増えてきました。例えば、ブレイブフロンティアのアプリ内に設置されているのが、Lobiのコミュニティへのバナー。それをタップすると、Lobiのアプリが立ち上がり、ゲームとそれにまつわるコミュニケーションが直接繋がっています。

ゲームの中に機能を入れるだけではなく、ゲームのクエストの中に「Lobiダンジョン」を作って提供するゲームも増えているのだとか。「ドラゴンファング」というゲーム内にはLobiのアイコンがあちこちに。

Lobiダンジョンでは、まるでLobiの世界に入り込んだような世界観が用意されています。そのクエストの中にいるLobiのキャラクターをフレンドにすることでダンジョンを攻める。様々な形で、Lobiはゲームに溶け込んでいるのです。

スマホ実況動画を楽しむ文化の啓蒙を目的としたイベント

Brave-Cast-Championship

そんなLobiが、本日11月14日(金)からブレイブ フロンティアと共同開催するのが、国内初となるスマホ動画の投稿イベント「ブレイブ キャスト チャンピンシップ」です。「レイド早解」や「アテレコ」など全5種の部門に沿った動画をユーザーに投稿してもらい、その中から最もお題に適した動画を視聴者投票で決定する実況動画イベントです。

今回のイベントには、他にもファミ通メディア、電撃メディアが協業して作るYouTubeを主体としたチャンネルネットワーク「ファミ通×電撃ゲーム実況エクストリーム」や著名人などが参加。ゲーム会社とゲームメディア、著名人が参加などで協力し合うことで、スマホ実況動画を楽しむ文化を作っていくことを目指しています。

受賞者の発表は、ブレイブ フロンティアがニコニコ動画上に持つ「ブレ生」という番組で行われます。入賞者には、iTunes/GooglePlayギフトカードのほか、ゲーム内で使える豪華特典が贈呈される予定です。

年間100点以上の新規サービスを生むカヤック期待の星

ゲーム開発経験者やゲーム好きなメンバーで構成されるLobiのチーム。自分が遊んでみて好きなゲーム会社やゲームタイトルと組むことで、Lobiのコミュにテイ自体を盛り上げることにやりがいを感じています。

そもそも、カヤックと言うと新規サービスを続々出しているイメージ。昔は、1年で大小含む100以上ものサービスを出していたこともあったそう。100作った中から生まれた3〜4の人気サービスを継続運用し、育てて行く。その中から生まれた声優のコミュニテイ「koebu」は、今年9月末にサイバーエージェントに売却したばかり。

そんな数々のサービスの中で、最近一番大きくなったのがLobiなのだと言います。現在、カヤックの新規事業開発の多くのリソースをLobiに充てており、さらなる飛躍が期待されます。Lobiはこれからどこを目指すのでしょうか。

「プレイ動画を撮る機能は出来たので、次はどう見てくれる人を増やすか、投稿されるプレイ動画コンテンツをどう遊べるようにするかが鍵だと思っています。Lobiは再生数が一番多い。Lobiはリテンションが高い。そうした状況が続くことが、Lobiを選んでもらうことに繋がります。今後も今回のようなイベントを実施し、Lobiらしい動画実況文化を作っていきます」(片岡)

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