経産省らが第1回日本ベンチャー大賞を開催、ユーグレナやサイバーダインなど有名企業/ベンチャー6社が入賞

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2015.1.23

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ベンチャー創造協議会、経済産業省、東京ニュービジネス協議会(Connect!)、日本ニュービジネス協議会連合会は22日、第1回日本ベンチャー大賞の表彰式が開催し、会場には、内閣総理大臣の安倍晋三氏、経済産業大臣の宮沢洋一氏のほか、大賞に選ばれたベンチャーやスタートアップ各社の経営者6人らが招かれた。

表彰式の冒頭、安倍氏が次のように挨拶した(一部要約)。(全文は首相官邸ホームページを参照)

果敢に挑戦し、成長を遂げた起業家を表彰することで、未知なる事業にひたむきに挑戦することの大切さを思い起こしてほしい。アメリカの代表的な企業の3分の1は、1980年以降に設立された新しい企業であり、彼らがもたらす市場価値は3.8兆ドルと、アメリカのGDPの2割を超えている。

しかし、日本では開業率が英米の半分程度と低く、ベンチャー企業がメインプレーヤーとして活躍している状況にはない。安倍政権の最重要課題は、経済の再生だ。この賞の創設が起爆剤となり、日本が起業大国として世界の中心で輝くことを期待している。

受賞したのは次の各社だ。

内閣大臣賞(日本ベンチャー大賞): ユーグレナ

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安倍首相から表彰状とトロフィーを受け取る、ユーグレナ代表取締役 出雲充氏。

ユーグレナは、ミドリムシを使った飲み物、食べ物、バイオ燃料を開発。医薬品、飼料、肥料、燃料、航空機燃料などの提供を計画。代表取締役の出雲充氏は将来、首相が外遊に出かける際の航空機の燃料を国産ミドリムシで提供できるようにしたいと抱負を語った。

経済産業大臣賞(ベンチャー企業・大企業等連携賞): CYBERDYNE ×大和ハウス工業

CYBERDYNE は、サイバニクス(人・ロボット・情報系の融合複合領域)を駆使することで、医療・福祉・介護分野、生産現場、災害レスキュー、エンターテイメントで活用されるロボットを開発。

また、大和ハウス工業は2007年2月、CYBERDYNE とロボット事業に関する業務提携に合意し、第三者割当増資による株式割当を引き受け。事業立ち上げからIPOに至るまで、事業を全面的にサポート。

経済産業大臣賞(女性起業家賞): コイニー

コイニーは、スマートフォンやタブレットのオーディオジャックにオリジナルのカードリーダーを接続することで、手軽に導入できるクレジットカード決済サービスを提供。

審査委員会特別賞(地域経済活性化賞): スパイバー

スパイバーは、地球上で最も強靭と言われるクモの糸に着目し、クモの糸の人工合成に成功。アミノ酸の組み合わせにより驚異的な性能を持つ素材を生み出すことができるメカニズムを応用し、新素材を研究・開発。

審査委員会特別賞(ワークスタイル革新賞): クラウドワークス

クラウドワークスは、インターネットを通じて、世界中の企業と個人をつないで仕事が受発注できるクラウドソーシング・サービス。全国25万人の個人の労働力と、4.4万社を超える企業にサービスを提供。

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講評を述べる審査委員長 松田修一氏。

日本ベンチャー大賞の審査委員長を務めた早稲田大学教授の松田修一氏は講評の中で、この賞には全国から153社の応募があり、応募要項には設立から10年以内という条件はあったものの、応募企業の53%は設立から5年以内の企業だったと強調。また、女性起業家による企業も15%に上り、この値を30%程度まで持っていきたいと、この賞に対する今後の期待を語った。

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