ソーシャル求人サイトのJobShareが刷新、データ分析のブレインパッドと協業で「TalentBase」をローンチ

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2015.2.19

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時節柄、会計系サービスのローンチが多いのには合点が行くのだが、今週はなぜか人材系ウェブサービスのローンチリリースが続いている。このまま行けば、Fintech や IoT と並んで、HRTech は2015年を飾る大きなトレンドの一つになるのかもしれない。

東京を拠点とするアトラエ(旧:I&G Partners)は今日、ビッグデータ分析のブレインパッド(東証:3655)と協業で、人工知能とビッグデータ分析を活用した人材マイニングサービス「TalentBase」をβ版ローンチした。今後数週間、ユーザからのフィードバックやチューニングを経て、3月上旬には正式ローンチする予定だ。

TalentBase では、ユーザになると Facebook に登録された情報をもとに、ソーシャル、ビジネス、技術といったスキルを定量的にスコアリング。Qiita(キータ)、GitHub、Creww などにも紐付いているアカウントがあれば、これらのサービスで公開されている情報を集約することで、より精度の高い個人の仕事上のプロフィールを作成する。

当該ユーザの Facebook 上の友人についても、パーミッションが許可されている範囲で情報を収集し、TalentBase 上にプロフィールが作成されるため、登録ユーザの増加と相まって、プロフィールの数は指数級数的に増えて行くことになる。

他方、求人をしたい企業側は、TalentBase 上で欲しいスペックを持つ人材を選んでいくにつれ、TalentBase は当該企業が欲している人材特性を自動的に学習。人の持つスキルをベクトル化したデータをもとに、要件にマッチしそうな人材をレコメンドしてくれる。

JobShare を運用している裏で、以前から TalentBase の基になるものを開発していました。ある程度、機能することが検証できたので、データ分析の分野で強いブレインパッドと協業し、レベニューシェアすることにしました。(アトラエ 取締役 岡利幸氏)

TalentBase には従来の JobShare の機能も生きており、企業にとっては、求人掲載、応募管理、採用管理などは無料で利用できるようになる。マッチする人材を探したり、人材のレコメンドを受けたりするには、回数や利用頻度に関わらず月額費用として一律10万円がかかる(正式ローンチまでは無料)。

結果的には、テック・スタートアップやIT業界周辺の求人ニーズに使われることが多いだろうが、Facebook アカウントがあればプロフィールが作成できるので、TalentBase としては職種は限定していないということだ。同社では、TalentBase を使う企業数を3月末までに5〜10社を獲得、JobShare からの移行ユーザも含めて、人材プロフィールの数を4月末までに1,000万人程度にまで増やしたいとしている。

先日掲載した James Riney の LinkedIn に関する寄稿にもあったように、概して日本人のメンタリティーでは、白紙の履歴書フォームを埋め、それまでの業績をアピールするのは得意ではないのかもしれない。最近の、TalentioGrooves の動きにも見られるように、求人にビッグデータや人工知能を持ち込むアプローチは、日本人の特性には合っていると考えることもできるだろう。

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