日経などでは先週報じられているが、新興国向けソーシャルレンディング・プラットフォーム「クラウドクレジット」を運営するクラウドクレジットは2日、伊藤忠商事から約2億円を調達したと正式に発表した。日経の記事によると、伊藤忠の取得株式比率は18%とされており、自ずから企業価値評価額が10億円超と推定できる。
<関連記事>
今回の調達を通じて、クラウドクレジットは、投資プラットフォーム機能を拡充、為替ヘッジ取引を始め、円建て商品のラインアップを増やす。これまでペルーの個人や中小企業を中心に資金を供給してきたが、メキシコ、イタリア、スペイン、フィンランドなどの国々に対しても、今年4月以降、個人や中小企業向けに資金供給を開始したいとしている。
クラウドクレジットは2013年の会社設立直後にフェムトスタートアップから、また、2014年7月、マネックスベンチャーズ、GCI キャピタル、フェムトスタートアップから資金調達しており、今回の調達を受けて、伊藤忠商事はクラウドクレジットの第2位株主となる。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する