中国の家賃決済O2Oアプリ「WeZebra(斑馬王国)」がシリーズA資金を獲得

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家賃分割払いサービスを展開するWeZebra(斑馬王国)が、China Renaissance K2 Venturesをリードインベスターとして、分割払いサービスのFenqile(分期楽)N5 Capital(五岳天下投資)から数千万元のシリーズA資金を調達した(中国語原文)。

中国では家賃の支払いが3~6ヶ月分の前払いとなるのが主流である。WeZebraは、前払いの家賃や敷金の支払いを困難とする学生や若い欧米人労働者が多く存在することに着目し、ニッチ市場を見出した。同社は今年初めに設立され、低所得者向けの賃貸分割払いサービスを提供してきた。2月にはエンジェル投資家から500万元(77万1000米ドル)の融資を受けている。

このサービスでは家賃が3ヶ月ごとの支払いの場合4%、6ヶ月ごとでは6%の手数料によってマネタイズされる。はじめに初月分の家賃と分割払いサービスの手数料を支払えば、家賃の月払いが可能になる。

月ごとの分割払いサービス自体は中国国内のスタートアップにとってそれほど目新しいというわけではない。出資者の1つである Fenqile は中国の学生向けマイクロクレジットサイトを展開している。利用者は電化製品を購入するための少額の融資を受けることができ、その借入金を分割払いで返済できるという仕組みだ。同社はeコマース大手JD.com(京東商城)の購買客に分割払いサービスの提供を始めるため、JD からの5月に戦略的投資を発表した

現在、WeZebra のサービスは北京、上海、成都の3都市をカバーしており、今年後半には広州と深圳への拡大が計画されている。同社によると、この計画に携わるメンバーの複数がBaidu(百度)、Tencent(騰訊)、Alibaba(阿里巴巴)の元社員だという。設立者兼CEOは90年代生まれのPing Dong(董平)氏である。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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