インドの配車サービスOla、ソフトバンクやTencent(騰訊)などから20億米ドルを調達【Bloomberg報道】

by e27 e27 on 2017.10.7

インドで生まれたタクシーアグリゲータの Ola は、ソフトバンクの投資部門 SIMI や Tencent(騰訊)を含む投資家グループから、新規調達で20億米ドルを獲得したと、Bloomberg が本件に詳しい消息筋の話を引用する形で伝えた

報道では、Ratan Tata 氏(タタグループ会長)とカリフォルニア大学の投資部門が共同運用する VC ファンドの RNT Associates や、アメリカの機関投資家数社が今回のラウンドに出資したと伝えている。関係者の一人の話によれば、この投資ラウンドはまだクローズしていないため、調達規模は変化する可能性がある。

今回の資金調達は、Ola がインドに特化し続け、クルマとドライバーの供給だけでなく、Uber に対抗する戦略的なテクノロジーを構築する上で手助けとなるだろう、と報道では伝えている。

今回の調達は、Ola にとってニューヨークのヘッジファンド Tekne Capital Management から今年8月に3,600万ドルを調達したのに続くものだ。

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2011年1月、インド工科大学ボンベイ校の卒業生である Bhavish Aggarwal 氏と ANkit Bhati 氏が設立した Ola は、タクシーやオートリクシャー(三輪タクシー)のオンライン予約プラットフォームだ。Ola のアプリを使って、ユーザは10万台以上の中からクルマを予約することができる。Ola のアプリは現在、Windows、Android、iOS の各プラットフォームで利用可能だ。

2年前、Ola はイギリスの投資会社 Baillie Gifford のリードにより、シリーズ F ラウンドで5億米ドルを調達した。中国の交通モバイルアプリ大手 Didi Kuaidi(滴滴快的)に加え、既存投資家である Falcon Edge Capital、Tiger Global、ソフトバンクグループ、DST Global が出資に参加している。

2015年12月、世界的大手である Uber と互角の戦いを行おうと、Didi Kuaidi(中国)、Ola(インド)、Lyft(アメリカ)、GrabTaxi(東南アジア) が力を合わせた。この提携を通じ、これら大手配車アプリ4社は、国際旅行者がどの国に行っても同じアプリを使って、地元の配車サービスを使えるようにしている。参加各社は東南アジア、インド、中国、アメリカの主要地域をカバーすることを目指しており、このサービスを2016年第1四半期から開始している。

Ola は Uber との厳しい戦いに挑んでおり、Uber が2012年にインドの街に登場して以来、世界で2番目に速いスピードで成長するインドで、積極的なサービス拡大を図っている。Ola は、会社の国籍や価格を巡って Uber と数度にわたり戦いを演じており、規制を巡っては政府とも争ったことがある。今年7月には、Uber が Ola を論争に巻き込むことで、Uber の運転手が関与した「恐ろしいレイプ事件を矮小化」しようとしていると、Ola は主張した

両社はともに相手より優れていると主張しているが、ほとんどのユーザは、そのサービスや人員のクオリティから Uber を選び始めているようだ。Uber は、ドライバーにインセンティブを与え、顧客にプロモーションキャンペーンを提供することでサービス水準を上げている。

Uber は最近、乗客ユーザが Uber アプリ上でボタンを押すだけで二輪車バイクを呼び出せる UberMOTO を紹介した。このサービスでは、乗客は通常の Uber のサービスと同じく、ドライバーとバイクの詳細情報を受け取ることができ、乗車中や乗車後は GPS による捕捉、双方向のフィードバックコミュニケーション、家族や友人に移動順路の詳細を共有する機能を提供する。Uber は最近、フードデリバリサービスの UberEATS をインドでもローンチしており、登録ユーザは提携レストランに食べ物を注文し、それらを家で受け取ることができる。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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