中国発メッセージアプリWeChatのインドネシアでのダウンロード数は、初のTV広告放映以来3000%アップ

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【原文】

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アジアのメッセージアプリ競争で、他のサービスよりも1歩先んじようとする行為はまだまだ終わりそうにない。Tencentは、大規模なTV広告の実施とインドネシアのメディア企業MNC Mediaグループとの提携をしたことで、WeChatがインドネシアのApp StoreとGoogle Playでトップの座につくことができた、と先日プレスリリースを通じて発表した。同社は、WeChatのTV広告が初めてインドネシアで放映されて以来、同アプリのダウンロード数が30倍にも増加したと述べている。

先日、NaverはLineがGoogle Playでトップの無料アプリであると発表したが、どうやらTencentのWeChatが人気を集めて、Lineを2位へと押し下げたようだ。Google Play無料アプリの現在のトップ3は、WeChat、Line、WhatsAppとなっていて、インドネシアにおけるメッセージアプリの激しい競争を示している。残念ながら、インドネシアに参入して間もないメッセージアプリKakaoTalkは50位圏内から脱落し、今はGoogle Play無料アプリの52位にランクインしているが、数字をみる限りでは、まだまだかなりの人気がある。

一方、インドネシアのApp Storeでは、WeChatはもはや無料アプリのトップではなくなっている。そのトップの座を奪ったのは、ジャカルタに拠点を置くソフトウェア企業Alegriumが開発した人気の無料ゲームIcon Pop Brandだった。Tencentはさらに、WeChatは同アプリの持つ機能「Push to Talk」や「モーメント」、絵文字や音声メッセージなどのおかげで、BlackBerry向けアプリのランキングで2位にまで上りつめたとも述べている。

Tencentは最近、米誌「ファストカンパニー」の「世界で最も革新的な企業」の1つとして選ばれた。同社が「中国人が率直な意見を述べられる機会を推し進めている」という理由からだ。 WeChatはわずか2年で3億人以上のグローバルユーザを獲得したが、その大多数は依然として中国国内のユーザだ。同社は東南アジア、ロシア、アメリカにも積極的にサービスを拡大している。

だが、ダウンロード数では、WhatsAppとSkypeが依然としてモバイルメッセージ業界を独占している。Google PlayとApp Storeのランキングは、ダウンロード数と前週比で決定される。つまり、Google PlayでWhatsAppとLineのダウンロード数がWeChatより多くても、WeChatの前週比が3000%増だったということがWeChatをランキングのトップに押し上げたということだ。

おそらく、このことに驚く人はいないだろう。インドネシアで正式にローンチしてからのサービス提供期間を見れば、WeChatはすべての人気メッセージアプリのなかでもまだ新しい方なので、正式なローンチ後には、既にローンチされているサービスと比べて、より多くのダウンロード数を獲得するからだ。

伝統的なメディアが今も最大のリーチ力を持ち、中産階級に最大の影響力を及ぼす国では、TV広告は依然として効果の高い宣伝ツールだ。インドネシアでは、TVの視聴率が今も高く、ティーンエイジャーの人気スターを起用したTV広告は同国の大勢の若者にアピールするには簡単な方法だ。

WeChatのTVコマーシャルは正式にはオンラインに掲載されていないようだが、それに関係なく、YouTubeで視聴することができる

【via DailySocial】 @DailySocial

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