陣痛間隔を計測し、妊婦を助けるモバイルアプリ「陣痛きたかも」

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

母親になる人たちが、生まれてくる子どもたちのために準備できることは数多くある。赤ちゃんへのよりよいケアの方法を学ぶクラスに参加すること、ベッドなど事前に必要なアイテムの購入、赤ちゃんにとって安全な家などだ。日本では、さらにもうひとつ、可能な準備がある。それは女性が産気づいた際に助けてくれる便利なモバイルアプリをインストールすること。そのアプリの名前は「陣痛きたかも」。

Jintsu-Kitakamo

「陣痛きたかも」は、収縮間の時間がどれくらいなのかを計測してくれる。収縮の間隔が短くなってきて母親が産気づこうとしている時、彼女たちは予めプログラムしてあった番号に1回のタップで電話することができる。旦那さんの番号や、たとえば、タクシー会社の番号などだ。

カウントしていた時間はemailで送られ、母親や夫のような心配している人たちに状況のアップデートを送る手間をなくす。このアプリでは、先輩の母親たちからのtipsも提供される。一般的な妊娠に関する質問をすることが可能だ。

日本では、多くのタクシー会社が、妊婦専用のサービスを提供している。事前にサービスに登録することにより、母親たちは緊急時に待機リストの一番上にくるようになる。人気サービスの1つは、「陣痛タクシー」と呼ばれるものだ。大手タクシー会社の日本交通から提供されるこのサービスは、ローンチしてから一年ほどが経過している21000件の登録があり、これまでに7710回利用されている。5人に1人の妊婦は、このサービスに登録している。

初めて出産するときはとてもストレスがかかる。とりわけ、産気づいているときは。「陣痛きたかも」は、とてもニッチなサービスだが、需要を満たしたすばらしいサービスだ。

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