日本拠点のAndroid収益化プラットフォームであるMetaps(メタップス)は、広告主とアプリデベロッパーを手数料ゼロで結び付ける新しい広告ネットワーク、 DirectTAPを先日リリースした。DirectTAPはフリーミアムモデルを採用することとなった。代わりに、広告主からの手数料は一切徴収しない。
収益の100%がパブリッシャーに入るということは、Metapsには全くマージンが入らないことになる。しかも、広告掲載率は100%だ。その掲載率とは広告依頼件数に対し、広告枠をどれだけ満たしエンドユーザに表示できたか、その割合を示している。
ペイ・パー・クリック型の広告ネットワークとして機能しているため、アプリデベロッパーも広告主がクリックした分だけ稼ぐことができる。自社のアプリを宣伝したいと思っているデベロッパーも自己宣伝版を参考にしながら、無料で企業宣伝に利用することができる。
ここで浮かぶ質問は、MetapsがDirectTAPから具体的にどのように収益を上げるのだろうかということだろう。これについてはフリーミアムモデルにより、コンサルティングや広告最適化といったプレミアムサービスを追加料金で提供することによる。
クローズドベータ中とはいえ、世界中で2億超ダウンロードされたDirectTAPは正式に一般リリースされた。現在同プラットフォームはAndroidアプリしかサポートしていないが、プレスリリースによるとiPhoneアプリへのサポート拡張も間もなく行われるという。また現在特許も申請中であるという。
最近Metapsはチャットアプリ企業のKakaoと組み、同社傘下のゲームのマネタイズを図ることになった。
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