独自の3Dプリンターを使用してナイフでの攻撃にも耐える耐衝撃性の高いファブリックを開発

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綿糸、液体シリコン、および家庭用のミシンや編み機を利用して、耐衝撃性材料を3Dプリントできる新しいプロセスが開発されている。開発したのはイギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アートの学生、Oluwaseyi Sosanya氏。裂傷や衝撃などから人々を保護するために提供したいと考えているという。

Sosanya氏は織工のSophie Zajicek 氏と共に伝統的な織機を使って実験を始めたが、すぐに二次元的な織物では目的を達成できずカスタムツールが必要であることに気付いたという。

そこで、3Dプリンターの制御ソフトウェアを用いて、家庭用のミシンや編み物の設計コンセプトを組み合わせることにより、三次元での糸の配置および構造を制御することを可能にした。着用者に最小限の損傷となるように力を吸収し分散する「衝撃吸収ゾーン」を作成することができるという。

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この新しいプロセスでは、デザイナーは標準的なCADをもって始めることができ、Sosanya氏のソフトウェアを使って、設定された力を吸収し分散できる織るパターンを生成することが可能とのこと。

工芸店で購入することができる綿糸を使用し、織りながらシリコーン結合剤を糸に塗ることより、編まれた形を維持するような、弾力のある特性を加えることができる。

最初のデモンストレーションとして、人気のスニーカーと同様の性能もっている靴底を作成。現在、効果的ではあるが快適ではない装備を装着しなければならない女性警官や兵士のために、ぴったりの防護服をデザインしたいと考えているという。また、特許出願中の技術によって、結合剤不要で、より軽くて安価な素材を作ることができるかもしれないとのことだ。