
コンパクトで低価格、到着したその日からロボットのプログラミング学習がはじめられる「アカデミック スカラロボット」というロボットアームが登場した。
現在、クラウドファウンディングサイトMakuakeで支援を募っており、人気を集めている。 すでに目標金額の2倍の100万円以上が集まっている。
開発はヴイストン株式会社。
小学生サイズの二足歩行ロボット「ヴイストン ティクノ」の開発や、「週刊ロビ」(デアゴスティーニ)のメインボード設計などを手掛ける、日本のロボットベンチャーだ。
アカデミック スカラロボットは、水平・多関節のスカラ構造をもったロボットアームだ。実際の産業用ロボットは、サイズも大きく価格も高価だが、本製品は高性能なロボットアームでありながらコンパクトな卓上サイズを実現。産業用ロボットやアーム型ロボットのプログラミング学習を手軽に安全に実習することができるという。
アームの形状は、5軸のハンドタイプ、3軸のペンタイプと二通りに組み替え可能。
ハンドタイプでは付属のスポンジキューブを正確に運搬することができる。
ペンタイプでは、付属のペンを使用し、自由な図形を描くことができる。
アームの制御については、C言語プログラミングまたは、付属する専用ソフト「SCARA Programmer」でプログラミングを行う。
SCARA Programmerは実機とリアルタイムで連動し、ソフトウェア上からロボットアームを操作することができたり、逆に実際のロボットアームを手で動かすと、リアルタイムにソフトウェアに反映される。
本体は組立済みなので、パソコンさえあれば、台座にアームを固定するだけですぐに使いはじめることができる。販売予定価格は、専用ケース、USBケーブル、ボールペンなどが付属した1セットで3万8,000円(税別)。
Makuake経由で支援すると2万8,000円(税別)で1セット、11万円(税別)で4セット手に入れることができる。商品の発送は2014年8月中旬が予定されている。
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