視線の動きだけで前方の写真や動画が撮影可能なスマートグラス「iPal」が登場、現在出荷に向けて開発中だ。
iPalの見た目はグーグルグラスのような近未来的なデザインではなく、普段から違和感なく着用できそうな黒ぶち眼鏡。
搭載された4つのカメラにより、眼の動きをコンピュータビジョン技術で追跡し、「その人が視ている場所」をカメラで自動的に撮影できる。
ウィンクやまばたき、じっと見つめるといった視線の動作でカメラのコントロール可能。
このiPalでは、ライブやスポーツ観戦時等、写真を撮影するためにカメラを持ち出すには煩わしいシチュエーションにはもちろん、
家の中で抱いたまま、子供を見る母親の視点の映像をそのまま家族に送ることもできる。
iPalはi2iという会社のファウンダーのDr. Masoud Vaziri氏が試行錯誤を重ねながら開発された。
iPalの基本スペックは以下のとおり。
- 2つの5メガピクセルのHDカメラを搭載
- 動画の解像度は720ピクセル(HD)
- 視野角は120度
- タッチスクリーンのコントロールモジュール
- Android、iOS、Windowsデバイスと接続可能
- ローカル容量は8GB、最大32GBのSDカードスロットの追加容量
- Wi-Fi、Bluetoothで接続
- 1回の充電で2時間の動画撮影、24時間の写真撮影が可能
- 自動ズーム搭載
- 2つのマイク
iPalは2014年6月にクラウドファンディングサイトIndigogoで出資者を募り、5万ドル(約500万円)のプロジェクト成立金額に対し、2倍となる10万ドル(約1000万円)の出資を集めた。出資者に対しての出荷は2014年12月になる予定だ。
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