IE Business Schoolと慶応大学が東京でVenture Dayを開催、請求書発行クラウドのMakeLeapsがピッチ優勝

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2014.12.12

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マドリードに本拠を置く IE Business School慶応大学メディアデザイン研究科(KMD)は、共同で東京の起業家に向けて Venture Day イベントを開催した。昨年に引き続き2回目の開催となった今回は、会場を慶応大学三田キャンパスに移し、日本やヨーロッパから多数の投資家、起業家、メンターを集めてのイベントとなった。

ヨーロッパ、日本、それに KMD から10チームがピッチ・セッションに参加したが、優勝はクラウドベースで請求書発行ソリューションを提供する MakeLeaps が勝ち取った。各所のスタートアップ・イベントで目にする MakeLeaps は、日本のスタートアップ界においては重鎮の感さえ否めないが、B2B の SaaS スタートアップが多くない日本において果敢にチャレンジしている点が、審査員から高く評価されたようだ。

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賞を手にする、MakeLeaps CEO の Jason Winder 氏(左)。

去る8月、MakeLeaps が 500 Startups や AngelList などから60万ドルに上る資金調達を実施したことは記憶に新しい。Makeleaps の CEO Jason Winder によれば、来年以降、CRM など請求書以外の分野のサービスともインテグレーションも計画しているようだ。

1位となった Makeleaps には、Turkish Airlines から東京〜マドリード往復航空券2人分と、東京・八重洲のインキュベータ Venture Generation 3ヶ月分の入居権が贈呈された。

第2位、第3位の勝者についても見ておきたい。

Wovn.io(第2位)

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Wovn.io 開発元、Minimal Technologies 共同創業者の Jeff Sandford(左)。

Wovn.io は、Javascriiptのコードを一行追加するだけで、ウェブサイトを多言語化できるサービスだ。現在は、英語、中国語、フランス語など11言語に対応している。

共同創業者の Jeff Sandford の説明によれば、世界のインターネット・ユーザの70%は非英語話者だ。英語で構築されたウェブサイトを Wovn.io で多言語化することにより、リーチ可能なユーザ人口が単純計算で2倍以上増えることになる。これまでに600万ページを翻訳しており、ユーザの29.9%はアメリカから、29.2%は日本からの利用となっている。

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2位となった Wovn.io には、Turkish Airlines から東京〜マドリード往復航空券1人分と、東京・八重洲のインキュベータ Venture Generation 3ヶ月分の入居権が贈呈された。

Breezy not Wheezy(第3位)

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Breezy not Wheezy のチーム。

Breezy not Wheezy は、午前中に開かれた KMD のセッションから選抜されたチームだ。アメリカには喘息で苦しむ子供が700万人いると言われるが、子供にとっては世界共通の病気だ。創業者の一人も、子供のころ喘息で苦しんだ経験があり、喘息の症状をアプリを使って緩和しようというアプローチが Breezy not Wheezy だ。

喘息管理をするためには、ピークフローメーターを使ってピークフロー値を計測することが有効だが、ピークフローメーターをスマートフォンと接続、ピークのパターンをクラウド上に記録し、保護者は子供を行動させるタイミングを考えるのに役立てたり、メッド・コンパニオンと連携して症状を緩和させたりすることができる。

3位となった Breezy not Wheezy には、東京・八重洲のインキュベータ Venture Generation 3ヶ月分の入居権が贈呈された。

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IE Business School は、スペイン・マドリードに本拠を置き、フランスの INSEAD と並び世界のトップ5に数えられるビジネススクールとされる。これまでに世界20カ国で Venture Day イベントを展開しており、今年だけでも各国で Venture Day を16回開催している。

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