シンガポールとスイスに拠点を置くスタートアップの Bid4Ad は、印刷物や屋外の広告スペースの購入を希望する人向けのオンラインマーケットプレイスである。 従来のメディアでの広告購入では、価格や予約枠についてわざわざ代理店に問い合わせる必要があるが、同社の狙いはその手順を簡略化することだ。 今回勢いをつけるために同社は投資家ら(非公表)から73万2,000米ドルのエンジェル資金を調達した。
同社は Tech in Asia に正確なトラクションの数を明かしていないが、ヨーロッパとアジアの7ヶ国に300の広告主と5,000の広告スペースを確保しているという。このスタートアップに「シニアアドバイザー」として加わっているのが、NUS Enterprise の副責任者であった Christopher Yeo 氏だ。しかし Bid4Ad は同氏がどこまで関わっているかは明らかにしていない。
オフラインの広告マーケットプレイス市場には、イギリスの Signkick やインドの PaintAds、ドイツの Crossvertise も含め多くのスタートアッププレイヤーがいるが、東南アジアでは初となる。近年注目を集めていた EatAds は活動を停止している模様だ。
新たな挑戦の時期としては悪くないかもしれないが、参入する市場には無数の競合社がひしめき合っている。他社と Bid4Ad の大きな違いは、オンラインとオフライン双方の購入が可能なところだ。例えば、ウェブでの広報と e メールのニュースレターの枠を購入することができる。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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