アメリカ市場にエコシステムを確立させるLeEco(楽視)の試み

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Image Credit: Sohu
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10月19日、LeEco(楽視)は正式にアメリカ市場に参入した。サンフランシスコで行われた LeEco の CEO で設立者の Jia Yeuting(賈躍亭)氏のスピーチによると、同社は11月2日からスマートフォンとスマートテレビの販売を開始する予定だ。主力製品であるテレビとスマートフォン以外にも、配信サービスやバイク、車などどれもエコシステム全体の一部となる商品も併せて発表した。

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Apple や Samsung など家電市場で存在感を放っている他企業に比べ、LeEco は異なったアプローチを取っている。同社の商品はより手の届く価格帯ではあるが、その分会社にとっての利益は少ない。しかし一つでも多く商品を販売するということに縛られてはおらず、むしろ消費者が LeEco のデバイスを使い、LeEco のコンテンツを消費し、LeEco の車を運転し、LeEco のショッピングプラットフォームで買い物をする、そんなエコシステムを確立させることを狙いとしている。そのため、短期的な利益はそこまで重要視していないのだと Jia Yeuting 氏は話す。

LeEco はアメリカ市場参入を成功裏に収めるべく、主にパートナーシップや買収を通じて周到に準備を重ねてきた。同社はアメリカのテレビ製造メーカー Vizio Inc.を買収する計画を発表した。さらに同社の配信サービスは、MGM、Lionsgate、VICE、Showtime といったパートナー企業からのコンテンツを含む予定だ。

LeEco は、Huawei(華為)や Xiaomi(小米)など他の中国新興テック企業とは若干異なっており、同社をハードウェア企業と定義するのは難しい。ハードウェア、ソフトウェア、コンテンツのすべてを備えているからだ。LeEco とは、Apple、Amazon、Google、Netflix、Samsung、そして Tesla を合体させたものにすぎない、と言う人もいるだろう。確かにそうなのかもしれない。しかし、各商品が他社の既存商品に似通っているとしても、そのすべてを一つのエコシステムにつなぎ合わせるというのは間違いなく LeEco の成せる業だということは特記するだけの価値があるだろう。

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Huawei がセキュリティ問題を抱えアメリカ市場において苦戦を強いられていることや、Xiaomi も特許問題で同様の状況にあることを考えると、LeEco のアメリカ市場参入が正しい戦略だったとするのは困難だ。だが、少なくとも現時点では市場の反応は非常に良好だ。商品が良く、価格も手頃でデザインも魅力的である限り、アメリカの消費者が LeEco の商品に注目しない理由は見当たらない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】

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