DIRIGIO 経営陣と出資者の皆さん。右から4番目が CEO の本多祐樹氏。 Image credit: Dirigio
飲食店向けテイクアウト送客・事前注文・事前決済を提供するアプリ「PICKS」運営の DIRIGIO は4日、プレシリーズ A ラウンドで7,000万円を調達したと発表した。なお、この調達金額には政策金融公庫からの融資を含んでいる。
今回のラウンドに参加したのは、個人投資家の赤坂優氏、有安伸宏氏、Japan Angel Fund(赤坂氏と有安氏は、共に Japan Angel Fund の出資者である)、iSGS Investment Works。なお、DIRIGIO は2018年5月に個人投資家の西川順氏と、Klab Venture Partners からシードラウンドで数千万円を調達しているが、両既存投資家は今回のプレシリーズ A ラウンドにも出資している模様だ。
類似した業態としては、Showcase Gig の「O:der」や、広義では「DANX」や「TLUNCH」に代表されるフードトラックなどが挙げられる。これらのサービスとの決定的な違いとして、DIRIGIO CEO の本多祐樹氏は THE BRIDGE のインタビューに対し、Picks がネットワークエフェクトのあるプラットフォームを目指している点ではないか、と語ってくれた。便利さや人気店の情報が集まっていることがウケて、ユーザがユーザを呼び込むサイクルが既に生まれているのだという。飲食店にとっても「新たなシステムを導入するというよりも、売上を伸ばす仕組み」としての受け入れられ方が定着しているようだ。
DIRIGIO では、Kotolin for Android、iOS エンジニア、フルスタックエンジニアなどのエンジニア、店舗開拓のための営業人員の採用も強化したいとしている。
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