木製スマートディバイス「mui」開発のmui Lab、環境エネルギー投資や京都を代表する3社から総額2億円を調達

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Tech in Asia Tokyo 2018の「Arena」でピッチする mui Lab 代表取締役の大木和典氏
Image credit: Masaru Ikeda

木製スマートディバイス「mui」で知られる IoT スタートアップ mui Lab は5日、直近のラウンドで総額2億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、環境エネルギー投資、Darma Tech Labs(Makers Boot Camp の運営会社)、京銀リース・キャピタル、京都信用金庫。

mui Lab では調達した資金を使って、UX ソリューションを提供するためのプラットフォーム開発、マーケティング、R&D への積極投資と人材獲得を進めるとしている。

mui LAB は2017年10月、京都に拠点を置く印刷会社 NISSHA(東証:7915)のグループ会社として設立。NISSHA が開発したタッチセンサーとワイヤレスセンサーを内蔵した木製デバイス mui を開発・販売している。木の板の表面を手で触れるとデジタルディスプレイが浮かび上がり、インターネットに接続することでさまざまなクラウドベースのサービスと連携しディスプレーに情報が表示される。

mui は2018年、Kckstarter で11万米ドル以上を調達Tech in Asia Tokyo 2018のピッチセッション「Arena」のファイナリストで、Monozukuri Hardware Cup 2019 で2位を獲得。また、CES 2019 Innovation Awards を受賞している。ベルリンの IFA2019 では、Wacom と共同でコンセプトモデル「柱の記憶」を発表した。現在、ポルトガル・リスボンで開催されている WebSummit のピッチコンペティション「PITCH」にも参加の予定。

via PR TIMES

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