BearTail(ベアテイル)、チャットで出張・旅行手配してくれる「Dr. Travel(ドクタートラベル)」を個人ユーザに開放

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BearTail(ベアテイル)は10日、今年7月にローンチした「Dr. Travel(ドクタートラベル)」の個人向けサービスを開始したと発表した。Dr. Travel は、出張時の航空券やホテルを含めたあらゆる手配を代行するサービス。当初企業向けに提供していたサービスの一部を切り出し、個人向けに事前契約なしで初期費用・月額・手配手数料無料で提供する。

Dr. Travel を使うと、出張や旅行希望者が専門オペレータとチャットで要望をやり取りし、オペレータから最適なプランの提案を受けられる。企業向けには、ダッシュボード上で社員の詳細旅程に基づいた安全危機管理や分析レポートの機能が提供されているが、個人向けにはこれらの機能は提供されない。

Dr. 経費精算を利用していれば、Dr. Travel を通じた出張費用についてはデータ登録を必要とせず、自動的に Dr. 経費精算にデータ取り込まれるのが特徴。今回個人向けに Dr. Travel を開放したことで、同社は個人の出張や旅行ニーズから Dr. 経費精算へのユーザ誘導、Dr. 経費精算の個人ユーザから Dr. Travel へのユーザ誘導を期待できる。

(ただし、Dr. Travel の利用において Dr. 経費精算の利用は必須ではない。Dr. Travel と Dr. 経費精算はシングルサインオンではないが、同社では将来、両サービスを横断して使える共通 ID 基盤を構築したいとしている。)

Dr. Travel としてはユーザに対して明示的な手数料は発生しないが、航空会社やホテルなどからの手数料収入でマネタイズしている。また、そのユーザがフリーミアムである Dr. 経費精算のユーザとなり、レシートが一定枚数を超えたり、レシートの突合処理とレシートの保管サービスからなる BPO「Dr. 経費精算ペーパーレス」を選んだ場合は、ユーザに料金が発生することになる。

インターネットを通じた海外出張手配を行うスタートアップとしては BORDER が先行するが、Dr. Travel では海外出張のみならず国内出張も取り扱う(10日18時加筆:BORDER においても今年10月から国内出張の取扱を開始している)。7月にローンチしたビッグデータと AI を使った旅行サービス「atta」、8月に2億円を調達した AI Travel、9月にローンチした「Oooh(オー)」など、トラベルテックバーティカルもまたレッドオーシャン化しつつある。

Dr. Travel は、今年7月のβローンチから1週間で8,000件の問い合わせがあったことを、ベアテイル創業者で CEO の黒崎賢一氏は IVS 2019 Summer in 神戸の「LaunchPad」で明らかにしていた。今月までに通算で約500人の出張手配を代行したという(法人ユーザのみ)。今後、一定数以上の取扱、大手企業の法人ユーザ獲得を経た上で、β版から正式版への移行を図りたいとしている。