SPORTS TECH TOKYOとスポーツ庁、スポーツ団体とオープンイノベーションできるプログラム「INNOVATION LEAGUE」を開催へ

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Image credit: Sports Tech Tokyo

電通(東証:4324)などが運営するスポーツテック特化アクセラレーションプログラム「SPORTS TECH TOKYO」は6日、スポーツ庁と共同でオンラインイベントを開き、オープンイノベーションプラットフォーム構築の推進を目的としたプログラム「INNOVATION LEAGUE(イノベーションリーグ)」を開催すると発表した。

INNOVATION LEAGUE は、スタートアップや民間企業が持つテクノロジーとスポーツ協会・団体が持つ課題やアセットを掛け合わせることでアイデアを創出し、スポーツビジネスの拡張を目指すプログラム。スポーツ庁は、同庁が2018年12月に立ち上げた「スポーツオープンイノベーションプラットフォーム(SOIP)」の一環として開催する。

SPORTS TECH TOKYO は、電通や Scrum Ventures らが2018年に立ち上げたプログラム。2019年度のプログラムには、19カ国101社がキックオフイベントに参加し、33ヶ国284社から応募があった。サンフランシスコのオラクルパークで開催されたワールドデモデイには25社が招待され、ファイナリストには12社が採択された。

INNOVATION LEAGUE は、従来の SPORTS TECH TOKYO のアクセラレーションプログラムと異なり、参加者はスタートアップから上場企業まで事業ステージは問われない。実証連携を行う団体(コラボレーションパートナー)として、日本バレーボール協会と3人制バスケットボールリーグの 3×3. EXE PREMIER が迎えられ、それぞれ、協業テーマが設定されている。アスリートらを代表する団体と直接の協業機会が提供される例は珍しい。

日本バレーボール協会との協業テーマ

  • オンラインを活用した新しい観戦体験
  • デジタルを活用したライトファン層の取り込み
  • ファンコミュニティー構築によるエンゲージメントの向上

3×3. EXE PREMIERとの協業テーマ

  • テクノロジーを活用した効率的なリーグ・チーム運営
  • オンライン観戦を前提にした観戦体験のエンタメ化
  • プレイヤー個々人のエンパワーメント

プログラムの運用にあたっては、アクセラレーションプログラム「ENTX」でも電通と協業関係にあるソニー・ミュージックエンタテインメントが INNOVATION LEAGUE に協賛、サポーター12社とメンター16人が協力する。

このプログラムは9月11日まで応募が受け付けられ、一次審査通過企業(10〜20社)は10月上旬選ばれる予定。その後約1ヶ月を経てファイナリリスト(5社程度)が選ばれ、共創プログラム運用後、来年2月のデモデイで成果が披露される。

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