花のサブスク「bloomee」運営、ジャフコ・JIC VGI・農中から21億円を調達——法人需要、花以外の分野も開拓へ

SHARE:
Image credit: User Like

花のサブスクリプションサービス「bloomee(ブルーミー)」を運営する、ユーザーライクは直近のラウンドで21億円を調達したと明らかにした。ラウンドステージは不明だが、INITIAL によれば、シリーズ D ラウンド相当と推測される。このラウンドに参加したのは、ジャフコ グループ(東証:8595)、JIC ベンチャー・グロース・インベストメンツ(JIC VGI)、農林中金キャピタル。同社にとっては、2019年8月の8億円の調達に続くものだ。今回ラウンドを受けて、同社の累計調達額は40.3億円に達した。

また、同社は2022年1月1日から社名を Crunch Style からユーザーライクに変更したことも明らかにした。これは花以外の分野への進出を示唆したものだ。具体的にどの分野に進出するかは明らかにされていない。同社は昨年3月にも、サービス名を「bloomee LIFE」から bloomee に変更したばかりだ。現在のユーザは個人を中心に約10万世帯だが、今回調達した資金を使って、美容院や企業の受付といった法人需要も開拓する計画で、そのための商品開発やマーケティング人材の採用を強化する。

ユーザライク(当時、Crunch Style)は、現在代表取締役を務める武井亮太氏により2014年9月に設立。2015年に入って bloomee(当時、bloomee STYLE)がローンチし、BRIDGE が初めて最初に取り上げたのはそれから2ヶ月後、経沢香保子氏からエンジェル資金の調達を発表した時のことだ。当初は都内の花屋10店舗ほどが出店するサービスだったが、現在では花の生産者から市場まで、花の流通に関わるさまざまなステークホルダーと共創関係にあるという。これまでの累計出荷本数は1,2000万本以上。

新型コロナウイルスで外出や移動に制約がある中で、花で日常に彩りをもたらしたいと思う人々の心は共通のようだ。この分野で世界最大のプレーヤーとされるイギリスの Bloom & Wild は昨年2月、7,500万ポンド(約106億円)を調達した。ヨーロッパの同業を次々と買収し勢力拡大に余念がないが、今のところ、彼らにとってはヨーロッパ域内での市場先取が最優先課題のようだ。時価総額は明らかになっていないが、Sky News の報道によれば5億米ドル程度とされる。

BRIDGE Members

BRIDGEが運営するメンバー向けイベント「Tokyo Meetup」では新サービスの紹介やノウハウ共有などを通じて、スタートアップと読者のみなさんが繋がる場所を提供いたします。メンバー登録は無料です。
  • BRIDGE Canvasの購読
  • メンバー向けDiscordご招待
  • BRIDGE Tokyoなどイベントご招待
無料メンバー登録