韓国のスタートアップで、P2P 送金アプリ「Toss」のデベロッパでもある Viva Republica は、アメリカのVC企業 Kleiner Perkins と Ribbit Capital がリードする資金調達ラウンドにおいて、時価総額12億米ドルで8,000万米ドルを調達した。
他に、Altos Ventures、Bessemer Venture Partners、Goodwater Capital、KTB Network、Novel、PayPal、Qualcomm Venturesといった投資家も参加した。今回調達した資金は、証券ブローカー業務の確立や東南アジアでのプレゼンス拡大に活用される。
2015年に設立された Viva Republica の Toss プラットフォームには1,000万人を超える登録ユーザがおり、毎月15億米ドルの送金を処理している(同社プレスリリース情報)。
他にも、金融ダッシュボード、預金・融資の口座、クレジットスコア管理、カスタマイズされた融資・保険商品、P2P投資、投資信託、外国株式といった投資サービスを含め、25もの金融商品を取り扱っている。
Kleiner Perkins のゼネラルパートナー Noah Knauf 氏は次のように話している。
韓国は世界でも有数の経済大国で、モバイルアダプターの爆発的拡大により、新興のフィンテックの動きでは先頭を走っています。
Toss は、フォーカスと勢いの両方が備わったリーダーシップチームに率いられています。業界でも最も優れた製品ポートフォリオのおかげで、顧客がそれぞれの金融に安全かつ安心してアクセスし、管理する方法を根本的に変革する用意ができています。
同スタートアップはこれまでにおよそ2億米ドルを調達している。以前の投資家には、シンガポールの政府系ファンド GIC や Sequoia China などがいる。Viva Republica は最近、 KPMG が発表した「2018年のフィンテック100社」で28位にランクインした。
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