Infinity Ventures、シード特化の新ファンド「LAUNCHPAD FUND」を組成——ピッチイベント「LAUNCHPAD」は年4回に拡充

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Infinity Ventures Summit 2019 Summer in 神戸 の「 LAUNCHPAD」から
Image credit: Masaru Ikeda

Infinity Ventures(旧称:Infinity Venture Partners)は5日、シードステージに特化した新ファンド「LAUNCHPAD FUND」を組成したことを発表した。Infinity Ventures の既存ファンドがシリーズ A ラウンドへの出資を中心としていたのに対し、新ファンドでは J-KISS によるシード投資を中心に行う。

LAUNCHPAD はもともと、Infinity Ventures  が年に2回開催するイベント「Infinity Ventures Summit(IVS)」の目玉コンテンツとして提供されてきたピッチイベントで、ここで露出したスタートアップが IVS や他の投資家からのシード資金調達の機会を獲得してきた。新ファンドでは、このようなスタートアップに対し、より直接的な資金調達機会を提供すると見られる。

LAUNCHPAD は今後、IVS のコンテンツの一部として開催される「IVS LAUNCHPAD」以外に、単独で開かれる「LAUNCHPAD X」が2回追加される予定で、年間で合計4回の開催となる見込み。直近では12月18日に SaaS 領域に特化したスタートアップの募集が既に開始されている。エントリはフォームでの設問入力(選択式)と、1分間のサービス紹介動画で完了する。

Infinity Ventures Summit は今年7月、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、初めてオンラインで開催された。コロナ禍において、資金調達の機会を求めるスタートアップが VC にアクセスする方法は多様化しつつあり、同時に VC もまたディールソースからデューデリジェンス、投資契約の締結、投資実行までを一貫してフルオンラインで行うなど、新常態での模索が続いている。

<参考文献>

via PR TIMES

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