農業スタートアップの8villages、地方の農家に向けたビジネスを支援するために15万米ドルを調達

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シンガポールを拠点とする8villagesが自社の転換社債15万米ドル分を、プレシリーズAラウンドでIMJ Fenoxから調達した。8villagesは自社のプラットフォームを通して農家と農業系企業をつなげようとしている。これによって農業におけるバリューチェーン内の情報の流れがより透明になる

8villagesのプラットフォームにより、農業系企業は通常フィーチャーフォンを利用している農村部の農家と接触できるようになる。作物の種類や場所によって農家のコミュニティを特定することでオーディエンスを絞ることができる。インドネシアには推定4000万人以上の農家がいるとされている。

8villagesのCEOで共同設立者のMathieu Le Bras氏は今のところ

「農業系企業が主な収入源となっています。当社の取引先は3種類の農業関係者です。当社の消費者向け製品もTelkomselでまもなくローンチする予定ですが、短期戦略としてはこれを頼りにしていません。」

と語っている。

8villagesは4月のStartup Asia SingaporeでのArenaピッチに出場していた。Mathieu Le Bras氏は8villages設立以前に中国とフランスで起業していた。また農学者として10年間、一流の農企業でアジア太平洋地域マーケティングのブレーンを務めていた。

【原文】

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