NFC暗号技術で動作する指輪型ウェアラブルデバイス「GalaRing G1」

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GalaRing G1は家電ブランドGalaGreatの最初のスマート製品で、今後展開予定のスマートカード、スマートリストバンド、スマート玩具などのガジェットシリーズの1つだ。この10月に199元(32.45米ドル)で先行予約が開始された。

GalaRing G1はチタンスチール製でカバーは子牛革だ。標準サイズのリング内には2つのNFCチップが内蔵されている。このうち1つはデジタル名刺用で、カスタマイズ可能な個人情報を収納している。ユーザはNFCチップを差し込んだスマートフォンをタッチすれば他ユーザのデジタル名刺と交換でき、アプリをインストールする必要はない。

もう1つのチップはアプリの暗号化に使われる。専用アプリをダウンロードするとユーザは電話をロックすることができ、パスワードを入力しなくてもリングに軽く触れるだけでアンロックできる。さらにリングを充電する必要もない。IP68(Ingress保護)の評価がされており、水や埃の侵入、劣悪な環境でさえ耐久性を維持できる。

ただしこのリングはNFCテクノロジー付きのAndroidスマートフォンにしか今のところ対応していない。この機種にはSamsungのGalaxy、HTC One、Sony、Xiaomi(小米)、OPPO(欧珀)などがある。

この製品は、AntiyLabs(安天実験室)傘下にあるスタートアップチームMAX(MakerX)が開発した。チームリーダーのZhang Chong(張沖)氏によると、スマートリング市場はまだ手つかずであるという。Guoke(果壳)のGEAKに加え、同様の外資系にNFC RingとSesame Ringがあるが、GalaRing G1だけが既に商品化されている。

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【原文】

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