「元榮には自信があったんです。絶対に成功すると」ーー隠れたキーマンを調べるお・弁護士ドットコム杉山氏インタビュー

by OshibaTakanori OshibaTakanori on 2015.3.28

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編集部注:「隠れたキーマンを調べるお」は、国内スタートアップ界隈を影で支える「知る人ぞ知る」人物をインタビューする不定期連載。毎回おひとりずつ、East Venturesフェローの大柴貴紀氏がみつけた「影の立役者」の素顔に迫ります。

昨年12月に東証マザーズに上場を果たした弁護士ドットコム(東証:6027)。弁護士である代表取締役の元榮太一郎氏の強みを活かしたビジネスが注目されるが、その元榮氏をCFOとして支え、弁護士ドットコムを上場企業に育てた隠れたキーマンが、今回取材した取締役CFOの杉山慎一郎氏。元東証一部上場企業のCFOとしてのキャリアを持つスペシャリスト、杉山氏にいろいろお話を伺いました。

大柴:今日はよろしくお願いします。

杉山:お願いします。

大柴:弁護士ドットコムは去年12月に上場されました。おめでとうございます!

杉山:ありがとうございます。

大柴:杉山さんが弁護士ドットコムに入られたのは?

杉山:2013年7月です。当時は経理担当が一人いたくらいの管理部で。規程類もそろってないし、まぁ何も無いような状態でした。

大柴:そこから一気に用意した感じなんですかね?

杉山:そうですね。代表の元榮は「上場したいんだよね」と言っていたのですが、正直「しばらくは無理かなぁ」って思ってました。でも私が入るちょっと前に出した新サービスが立ち上がり良かったので、このサービスが計画通りいけばリアリティ出てくるな、と。

大柴:なるほど。

杉山:サービスは順調に伸びて「これはいけそうだ」となってきて。ちょうど私と同じ日に現在取締役COOの水木も入社したんです。チームアップもしたし、チャレンジしようとなりました。

大柴:業績的にはどうだったんですか?

杉山:創業以来ずっと赤字だったのですが、2014年3月期に黒転したんです。業績的にも軌道に乗ったし、あとは準備を進めるだけでした。結果12月に上場することができました。

大柴:杉山さんにとっては3社目の上場となるんですね。

杉山:パシフィックマネジメントという会社と前職のエスクリという会社で上場を経験させてもらいました。

大柴:上場請負人ですね!

杉山:いやいや(笑)。パシフィックマネジメントで上場経験して、大変さとか実感してたので、もう上場はいいやって思ってました。そう思ってエスクリに転職したんです。ただ、入社初日にいきなり上場に向けたキックオフミーティングに参加させられて、社長から「上場担当の杉山です」ってそこで紹介されちゃって(笑)。「えぇ、聞いてた話と違うな・・・」って思ったのですが、もうこうなったらやるしかないと。

大柴:すごいですね(笑)。

杉山:エスクリも弁護士ドットコムと同じで入社した時は管理の人がほとんどいなくて。まずは管理部門の構築からやりました。2008年に入社して2010年にマザーズ上場、2012年に東証一部とやりとげたので退任することに。

大柴:なんで退任されたんですか?

杉山:一部指定替までやったし、小さな会社でしびれる勝負をしたくなったというか。自分にはそういうのが向いてるなぁって思って。

大柴:なるほど。そして弁護士ドットコムに移るわけですね。

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大柴:弁護士ドットコムに転職される経緯はどうな感じだったのですか?

杉山:友達に元榮を紹介されてご飯を食べる機会があったんです。

大柴:元榮さんのその時の印象ってどうでした?

杉山:眼力がすごいんですよ(笑)。目をガッと見て話すんです。なんか目を反らしたら負けかなって思ってこちらも元榮の目をガッと見るわけです。結果見つめ合うわけです(笑)。

大柴:恋に落ちたわけですね(笑)。

杉山:いやいや、そういうんじゃないですけど(笑)。でもおもしろそうな人だなって。変わってる人だし、普通じゃない。そこがおもしろいなぁって。

大柴:なるほど。一緒に働くようになって、より元榮さんを知ることになると思いますが、どうですか?

杉山:ぶっとんでますよね、やっぱり。でかい夢を持っているし、自信があるというか。8年間も赤字だったんですよ、弁護士ドットコムは。でも元榮には自信があったんです。絶対に成功すると。なので続けた。結果今があるし、弁護士初のIPOを実現しました。達成する人、実現する人です。

大柴:すごい・・・。

杉山:社長が弁護士というのが最大の強みになってます。弁護士ならではの感覚がとても重要なんです。法律事務所経営の経験、肌感覚。そこが重要なんです。今や弊社は弁護士さんの中では「ドットコム」と呼ばれています。もはやインターネットと同じと言える存在になることができました。弁護士としての活動、事業を継続した力、業界への啓蒙など元榮の存在が非常に大きい。

大柴:そうですよね。弁護士でないと弁護士ドットコムは経営できないかもしれませんね。

杉山:社内には元榮の他にも弁護士資格を持つ社員を増やしていきます。必要なことですね。

大柴:いきなりですが、これからどんな仕事をしていきたいですか?

杉山:そうですね、仕事って人生に影響するなって思うんですよ。やっぱり楽しいと思う仕事をしていきたいですね。

大柴:今は楽しいですか?

杉山:楽しいですよ!(即答)

大柴:そうですよね(笑)。

杉山:面白く生きたいんです。文化に共感できて、面白い人と一緒に仕事したいです。

大柴:僕も面白く楽しく生きていきたいです!今日はありがとうございました。

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