バーチャル・リアリティはいかに収益を生み出せるか?

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Above: Mihir Shah (left), Guy Bendov, and Julie Uhrman at GamesBeat 2016. Image Credit: Michael O'Donnell/VentureBeat
上: (左から)Mihir Shah氏、 Guy Bendov氏、Julie Uhrman氏、GamesBeat 2016にて
Image Credit: Michael O’Donnell/VentureBeat

テクノロジーコンサルティングのDigi-Capitalによれば、バーチャル・リアリティ(VR)は2020年までに300億ドル規模のビジネスになるかもしれないという。だが2016年の段階では、まだ初期のプラットフォームだ。多くの開発者が、今VRの領域に飛び込んだ場合、どうやってお金をつくればいいのかを考えあぐねている。

ロサンゼルスのカンファレンスGamesBeat 2016では、専門家を集めたパネルディスカッションが開催された。司会はM2 ResearchのCEOでOpen Gaming Allianceのエグゼクティブディレクターを務めるWanda Meloni氏が務めた。彼女は、VRの収益化に関して、何がうまくいき、何がうまくいかないかを話した。

パネリストとして、VRの広告プラットフォーム ImmersiveのCEOのMihir Shah氏、VRパブリッシャーSidekick VRのCEOのGuy Bendov氏、VR映画企業Jauntのプラットフォーム事業開発責任者のJulie Uhrman氏が参加した。

広告収益、スポンサー契約の成長、中国市場の可能性

Shah氏は、VRは広告にとって「絶対に巨大な場所」となるだろうとコメントした。VRアプリ内の広告収益は、現在のところ1ビューにつき0.03ドルから0.10ドルあたりであるという。だが、1年後には開発者は1日で5万ドルをつくることができるだろうと考えている。

Uhrman氏は、VR動画のスポンサー契約も5万ドルから100万ドルの幅になりうるだろうとコメントした。彼女は開発者に対して中国市場を狙うことを考えるべきだと煽った。Bendov氏はハードウェアメーカーとスポンサーが、収益を見つける上では良い場所だと言った。

以下の動画が、パネルディスカッションの詳細だ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】

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