Nielsen、アジアのスマートフォン利用に関する調査—アジア数カ国ではスマートフォンがメインに

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

InMobiがインドネシアでのスマートフォンの利用習慣についてレポートを出したのに続き、Nielsenが同様の調査を行った。こちらはインドネシアのみならず、39ヶ国についてのレポートとなっている。うち、アジアについては、インドネシアを含む13の国が対象となっている。詳しい調査方法は発表されていないが、携帯電話のプラットフォームに広告が与える影響についての記載がある。

Asia Media Journalのレポートの通り、この調査結果のポイントとなっているのは、アジア数ヶ国で、スマートフォンがフィーチャーフォンを上回ったという点である。少なくとも、シンガポール、韓国、香港、台湾では、スマートフォンユーザの割合は50%以上になっている。その次に来るのが世界最大の潜在市場である中国で、スマートフォンユーザ数の割合は42%となっている。インドネシアでは多少の遅れがあり、スマートフォンユーザはわずか19%で、一方フィーチャーフォンユーザは81%となっている。また、インドネシアの携帯電話ユーザのうち22%が、少なくても1ヶ月の間にインターネットにアクセスするために携帯電話を利用していることも他のデータから明らかになっている。

APMEA地域(アジア太平洋、中東、アフリカ)のNielsen Telecom Industry Group の Vishal Bali社長は、アジアのスマートフォン利用率について、次のようにコメントしている。

現在、韓国、日本、シンガポール、中国などの成熟市場で、スマートフォンユーザの間で最も利用率が高いのは、おそらく位置情報サービスでしょう。一方、インドネシアやマレーシアなどアジアの他市場を見てみると、ソーシャルメディアと検索サービスに利用が集中しています。しかし、成熟市場も、発展途上の市場も、共に位置情報サービスがより利用しやすくなるにつれ、その利用が増えて行くと思います。

正直なところ、報告書で示されたデータで最も興味深いのは、アジア各国におけるスマートフォンプラットフォームの市場シェアの概要だ。インドネシアでは、スマートフォンユーザの58%がいまだSymbianを利用しているとされ、BlackBerryユーザがそれに続く16%、Androidユーザは11%となっている。これらの数字に続くのが、iOSユーザの4%で、Windows Mobile(とWindows Phone)ユーザは3%となっている。

Nielsenの調査結果によると、どうやらアジアの多くの国々では、Symbianベースのスマートフォンが依然、市場をほぼ独占している。インドネシア以外でも、ベトナム、マレーシア、タイ、フィリピン、インドでSymbianが最も潜在性をもつ市場となっている。BlackBerryもまた、マレーシア、タイ、フィリピンにおいて存在感を維持している。東アジア地域では、韓国、中国、日本を含む全ての国でAndroidが市場を占めている。iOSが優位に立っている唯一の国はシンガポールである。

【via Daily Social】 @dailysocial

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