クラウドファンディングの領域において、ASPサービスの提供やコンサルティング事業を展開するワンモアが、クラウドファンディングサイトのポータルサイト「GREEN FUNDING」をリリースした。
同社が提供しているクラウドファンディングASPシステムを利用しているパートナーのクラウドファンディングサイトに掲載されているプロジェクトをまとめたサイトとなる。
現在、パートナーとなっているクラウドファンディングサイトは、「東京カレンダーファンド」「NYLON PROJECT」「タイムアウト東京 presents 東京クラウドファンディング倶楽部」「Sportie FUND」「サステナクラウドファンディング」「ALLEZ!Japan」「GREEN GIRL」の7つ。今後、ワンモアのパートナーサイトがリリースされるごとに、サイトが追加されていく。
「GREEN FUNDING」では、プロジェクトをKickstarterやIndiegogoといった海外のクラウドファンディングサイトに掲載されるようサポートすることも今後実施していきたいと考えているという。ワンモア代表取締役CEOの沼田健彦氏はこのように語ってくれた。
現在、プロジェクトを海外サイトで掲載してもらう場合は、現地法人や口座が必要です。さらに、コミュニケーションもメールのみだとなかなか審査も通りにくという状況です。掲載にチャレンジするだけでも、大変だと聞いています。
GREEN FUNDINGのパートナーとなっている各クラウドファンディングサイトと同時に、海外サイトにも掲載されるようにサポートすることもあり得ると思いますし、直接KickstarterやIndiegogoへの起案をサポートし、掲載されていることをGREEN FUNDINGで紹介するというやり方も考えています。
もちろん起案する先の候補として、アジアのクラウドファンディングサイトにも興味深々でして、つながりができ次第、話をしてみたいと思っています。
クラウドファンディングサービスは、2012年に世界市場の規模が約2800億円に成長し、アメリカのkickstarterでの流通額は約300億円を突破する等、盛り上がりを見せ、アジアでも新たなクラウドファンディングサービスが立ち上がっている。昨日も、堀江貴文氏が日本のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」の特別顧問に就任するかもしれない、と報じた。
クラウドファンディング市場はまだまだ変化が起こりそうだ。
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