中国メッセージアプリWeChat、Nokia製携帯電話対応アプリをローンチして「次の10億人」市場を狙う

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WeChat-Nokia-Asha-app

中国発のソーシャルメッセージアプリWeChatが、Nokia製Ahsa携帯電話に対応した新しいアプリをローンチし、新興市場の新規ユーザの取り込みに邁進している。WeChatは以前にSymbian携帯電話の旧バージョンに対応したアプリを導入したが、今回のAsha対応アプリはNokiaの格安デバイスのためにすべてを再構築している。

WeChatには中国国外で既に5000万人のユーザがいる。そのため、この新しいAsha向けアプリは100ドル以下の「スマートフォン」の販売が、Nokiaが主張するようにGoogleのAndroid OS搭載の通常のスマートフォンを勝る地域において、WeChatのユーザ獲得の助けとなるだろう。

同アプリは旧バージョンのSymbian S40携帯にも利用ができる。同様の取り組みで、TencentのWeChatは昨年末に古いバージョンのBlackBerry OS向けのアプリもローンチした。

格安デバイス向けにデザインされた「WeChat app for Asha」には、iOSやAndroid版と全く同じ機能があるわけではなく、音声通話とビデオ通話機能は含まれていない。だが、Asha向けアプリにはタッチ・ツー・トークや、最大40人までのグループチャット、そして画像の共有など楽しい機能はある。

ライバルアプリのLineはすでに独自のAsha版アプリを導入している。Nokia(HEL:NOK1V; NYSE:NOK)は、インドやアフリカ大陸全域のような発展途上国における「次の10億人」消費者に目を向け、2011年10月に携帯電話のAshaシリーズをローンチした。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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