WeChat(微信)のユーザ数が6億人を突破

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WeChat(微信)の登録ユーザ数が6億人を突破したと報告された。

モバイルメッセージアプリのWeChatは今年1月、登録ユーザ数3億人というマイルストーンを達成したことを発表した。その後、WeChatを運営するTencent(騰訊)は2013年の第2四半期における毎月のアクティブユーザ数が2億3580万人であることを明かした以外は登録アカウント数は公表していない。WeChatのユーザ数が4億人に達したのは4月末だと報告されている。

2013年第2四半期の業績に関する電話会議で、TencentはWeChatの海外ユーザ数が同四半期に1億人に達したことを明らかにした。

自社開発の6つのモバイルゲームが7月からWeChatに追加されており、それらカジュアル/ソーシャルゲームは高い収益を上げている。Tencentの報告によれば、Temple Runに似たゲームのTian Tian Ku Pao(天天酷跑)はリリースした最初の月から1億元(約1600万米ドル)以上の売り上げを上げている。売り上げの大部分はWeChatのプラットフォームからであるとされている。

WeChat 5.0に追加された決済機能によって、同メッセージアプリではモバイルコマースが試みられている。例えば、今ではWeChatで食事の注文ができるのだ。最新バージョンならそこに課金することもできる。

その他マネタイズの方法として、絵文字の売上を将来的に共有できるよう、絵文字用のプラットフォームをサードパーティーのデザイナーに解放する方法が挙げられる。

WeChatに勝てる相手は現れそうにないが、中国のインターネット大手はモバイル通信市場でシェアをまだまだ獲得していきたいようだ。Alibaba(阿里巴巴)グループは、マーケットシェア30%という野望のもとLaiwang(来往)を国内に普及させようと必死になっているし、EasyChat(易信)はWeChatとの差別化を図っている。

同社は最近、登録ユーザ数が1000万人に達したことを発表した。Sinaは、以前Sina Weibo(新浪微博)を主導した人物が率いる似たようなアプリWeMeet(微米)に資金を投入した。Shanda(盛大)もまた、Youni(有你)というアプリを開発している。

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