Dyson、熱風による髪へのダメージを抑えた高性能ヘアードライヤー「 Dyson Supersonic 」を発表

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<ピックアップ>How Dyson Invented A $399 Hairdryer With Nuclear Tech

4月27日、Dyson は羽根のない全く新しいデザインの ヘアードライヤー「Dyson Supersonic」(ダイソンスーパーソニック)を発表した。

Dysonがヘアードライヤーを扱うのはこれが初めて。長期に渡る研究開発と緻密なエンジニアリングの末に完成したDyson Supersonicの小売価格は$399。ヘアードライヤーとしてはかなり高額だ。

この製品の特徴の一つはとても静かなことで、最大パワーでも 73 デシベルと使用時の音が従来品の約6割も低減されている。しかし、静かなドライヤーでは髪が乾きにくいのではという心配は無用。特殊開発した小型のデジタルモーターを搭載し、これまでの最もパワフルなヘアードライヤーの約3倍のパワーを実現。高圧・高速の気流で素早く髪を乾かすことができる。

しかし、なによりも斬新なのはそのデザインで、Dysonの羽根のない扇風機とよく似てすっかりとシンプルだ。扇風機同様、装置下部から空気を取り込み、ヘッドの細いスリットから前方へ勢いよく風を送り出す。

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髪の毛を乾かしながらうまくスタイリングするには、ドライヤーの角度を様々な方向に変えながら動かし、髪に風を当てる必要がある。重心がドライヤーの中心に来るようにモーターをハンドル上部に内蔵し、手の延長のようにドライヤーを自由自在に動かせるようにした。バランス感が良く、軽くて持ちやすいので、楽にスタイリングができる。

最適な温度を保つ「インテリジェント・ヒートコントロール」

一方で、高温の風で髪を乾かすと髪が傷んでしまうというデメリットがある。このため、髪へのダメージを防ぎ艶やかな仕上げよう、温度を自動コントロールするマイクロプロセッサーをヘッド部分に搭載した。常に最適な温度を保つ「インテリジェント・ヒートコントロール」が画期的だ。

また、内部パーツの振動によるノイズを抑えるため非常に精密な設計となっており、組み立てには核兵器製造用の特殊機器を使用している。Dysonはこのために英国政府から特別に使用ライセンスを取得した。

Dyson Supersonicの開発チームは開発にあたりヘアスタイリングについて徹底的に学び、髪の毛へのダメージの小さい温度を毛髪研究者と共に研究したという。

髪の毛を乾かすという行為は単なるルーチンではない。特に女性にとってはヘアスタイリングは お洒落の重要な要素だ。Dysonがデザイン性の高いプロダクトの新分野としてヘアードライヤーに狙いを定めたのも頷ける。

via. fastcodesign

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