購入後の最安値を見つけて差額返金情報を教えてくれるボット「Earny」が約1.1億円調達【NewsDigest】

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調達の話題をダイジェストでお送りします。

今日の調達話題

購入後の最安値を見つけて差額返金情報を教えてくれるボット「Earny」が100万ドル調達

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猫も杓子もボットの話題ですが、こちらのボット「Earny」は最安値を見つけて教えてくれるそうです。「それって別にググればいいんじゃないの?」と思ったあなたは半分正しく半分間違いです。

差額返金保障とか最低価格保証とかってご存知でしょうか。私はこの制度を使ったことがないのですが、各店舗やクレジットカード会社で設定している「Price Protection Policy」というもので、いわゆる日本でもよく見る「他店徹底比較!〜日以内は差額分を返金します!」というアレですね。

つまり、最初の最安値は単純に自分でも調べられますが、それ以降のある一定期間内に他店の価格が安くなった場合、このボットが教えてくれるそうなのです。

VentrueBeatの記事にScience IncのCEO、Mike JonesさんがこのEarnyを実際に使ってみたエピソードを載せてるんですが、このアプリを入れて2カ月ぐらい忘れてたそうなんですね。でも気がついたらクレジットカードの利用で100ドル以上得をしていたそうです。これは便利。

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使い方はアプリをダウンロードしてAmazonのアカウントか個人認証用のメールを入力するだけ。

Earnyはメールに届くレシート情報をチェックするそうなのですが、このデータは全てマスターカードのシステムを通すそうで、セキュリティやその他の個人情報にはタッチせず問題ないと。

後は90日間に渡ってトップセールスの小売店50店舗の情報をこのEarnyがチェックし、最低価格保証に引っかかる情報があったらプッシュで通知してくれます。(記事にはその後のキャッシュバックも自動化されているっぽい書き方になっているのですが情報が少なく詳細はどうなのかはっきりしませんでした)

ちなみにこの最低価格保証系のサービスにはParibusという先行例がありまして、Earnyのアプリレビューにも「Paribusクローン」と身も蓋もないコメントが書かれたりしていました。こちらは2014年創業なのでいわゆる「ボット」という表現を使ってないタイプですね。

ただまあ、Product Huntにもキャッシュバックに成功した人のコメントが見られるなど、なかなかお役立ちサービスのようで、こういうパーソナルアシスタントボットは増えてほしいですね。国内でも誰か始めてくれないかしらと思います。

ということで今日は最低価格保証を教えてくれるボット「Earny」のご紹介でした。

 

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