パワードクロージング開発のSuperflex、グローバル・ブレインをリードインベスターにシリーズAラウンドで960万ドルを調達

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Superflex の「intelligent wearable strength」
Image credit: Superflex

世界最大の研究機関の一つ SRI International のスピンアウト・スタートアップで、サンフランシスコを拠点にパワードクロージングを開発する Superflex は21日、シリーズAラウンドで960万ドルを調達したことを明らかにした。このラウンドのリードインベスターはグローバル・ブレインが務め、Horizons Ventures、Root Ventures および Sinovation Ventures が参加した。今月9日、グローバル・ブレインが東京で開催した Global Brain Alliance Forum に Superflex の CEO Rich Mahoney 氏が登壇し、グローバル・ブレインから出資を受けたことを明らかにしていたが、グローバル・ブレインがリードインベスターであること、調達金額、他にこのラウンドに参加した投資家の名前については明らかになっていなかった。

同社は2015年11月にローンチしたスタートアップで、Mahoney 氏は Redwood Robotics の取締役として7年間従事した人物(Redwood Robotics は2013年、Google X が買収している)。Superflex はもともと、アメリカ防高等研究計画局(DARPA)の Warrior Web で、兵士の運動パフォーマンスを向上を目的に開発されていた技術をベースとしている。Superflex では、その役割を民間利用にまで拡大し、筋力の低下した老人の日常生活や、職場での生産性改善に役立つパワードクロージングを開発している。

Superflex は開発中のパワードクロージングについてコンセプトイメージを発表しているが、そのプロトタイプやモックアップはまだ日の目を見ていない。CEO の Rich Mohoney 氏が THE BRIDGE に語ったところでは、来年 (2017年1月)にロンドンで開催される、ロボティクス関連のカンファレンスで初披露されることになるとのことだ。今回、リードインベスターにグローバル・ブレインを迎えたことで、Superflex では、日本国内でのオフィス開設、日本市場向けジェネラルマネージャーの雇用、販売チャンネルの開発を開始するとしている。

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