インドの決済大手Paytm、ソフトバンクから最大20億米ドルの出資を受けるべく交渉中——SnapdealからのFreeCharge買収も検討【報道】

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Mint の報道によると、ノイダに拠点を置く One97 Communications が所有・運営する大手モバイルペイメントおよびコマースプラットフォーム Paytm が、12億から15億米ドルの資金調達を目指し、日本のインターネット大手ソフトバンクグループと交渉を進めているという。3件の匿名情報を引用した同報道によると、この全額現金による取引が成立すれば Paytm の評価額は90億米ドルに到達するようだ。

今回の取引はここ3か月かけて進められてきたもので、ソフトバンクが既存投資家の SAIF Partners および設立者兼 CEO の Vijay Shekhar Sharma 氏から株式を一部買い取るというかたちになる。

さらに Mint の記事によると、Paytm はイースト・デリーに本社を置くコマース企業 Snapdeal から、市場での生き残りに苦戦するオンラインモバイルチャージプラットフォーム FreeCharge を買い取ることも検討しているという。

数週間前には、中国の e コマース最大手 Alibaba(阿里巴巴)グループの完全子会社である Alibaba シンガポールが、総額2億米ドルの資金調達を目指す Paytm の e コマース部門に対し1億7,700万米ドルの資金注入を行ったばかりだ。

2008年に設立された Paytm は、インドの e コマースやペイメント分野におけるキープレーヤーとして活躍してきた。当初はモバイルリチャージ会社としてスタートし、後にデジタルコマース領域へと進出した。これまでに、SAIF Partners、Sapphire Venture、Silicon Valley Bank、そして実業家として有名な Ratan Tata 氏といった投資家から総額10億米ドル近くの資金を調達している。同社は数か月前に、個人や小規模企業が一口座当たり10万インドルピー(1,500米ドル)まで預け入れることができる Payments Bank をローンチしている。

コマース領域で同社が直接競合する企業としては、Amazon、Flipkart、ShopClues、Snapdeal が挙げられる。またペイメント領域では、MobiKwik(Mediatek および日本企業の GMO が支援)と FreeCharge(2015年4月に Snapdeal が約5億4,000万米ドルで買収)がいる。

近年、e コマース領域では数多くの合併が見られた。今月初めには Flipkart が eBay インドを買収し、15億米ドルの資金調達を発表している。また、世界的大企業の Amazon に対決するため、Flipkart による Snapdeal 買収の交渉が進んでいるとの報告も複数ある。

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【via e27】 @e27co

【原文】

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