タイのOmise、モバイル通信大手DTAC傘下のPaysbuyを買収——決済プロバイダ二大勢力統合で、東南アジアで電子マネー/決済サービスを加速

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Omise と Paysbuy のチーム

東南アジアのフィンテック企業 Omise は今日、タイの携帯電話会社 DTAC が保有する、決済ゲートウェイおよび電子ウォレットサービスプロバイダ Paysbuy を買収したと発表した。

この買収により、Paysbuy の資産やサービスは Omise に統合されることになる。

両社はプレス向けの声明の中で、(これまで両社のサービスを利用してきた)事業者が Paysbuy と Omise の両プラットフォームを使い続けることができるとしているが、両社のソリューションを利用することで、決済受付システムの機能を拡張できる機会を得られるとしている。

DTAC のチーフ戦略デジタルオフィサーの Andrew Kvalseth 氏は、次のように説明している。

タイで最有力の決済プロバイダの2社である Paysbuy と Omise を統合することになる。Paysbuy は、決済プロダクトの深さに強みがあり、Omise は最良のカスタマーエクスペリエンスに特化した、イノベーティブなソリューションに強みがある。

統合された組織は、DTAC のオンライン決済ソリューションパートナーであり続け、DTAC の顧客に対してもオンライン決済エクスペリエンスの改善を支援することになる。これは、オンラインセールスとサービスでトップを走る通信会社になりたいという我々の思いを実現する上で、主要な成功要因の一つになるだろう。

Omise は現在、タイと日本で利用可能で、シンガポール、インドネシア、マレーシアへの参入を模索している。

同社は、今回の買収がオンライン決済市場のより多くのシェアを獲得し、東南アジア市場での成長を加速するのに役立つだろうと述べている。

今回の買収により、Omise は通信会社からホスピタリティ産業まで、さまざまな業界のトップティア企業にアクセスできるようになるだけでなく、タイおよびミャンマーの数千社ものオンライン事業者を獲得できることになる。Paysbuy が従来から提供する電子ウォレットサービスを採用することで、最近 Omise が発表したウォレット「OmiseGO(OMG)」のさらなる開発にも役立つだろう。

Omise は最近、同社の決済サービスの支払選択肢に Alipay(支付宝)を追加し、(タイ観光局の報告書によると)2017年に980万人訪れるであろう中国人観光客に期待を寄せている。

同社は2016年7月、SBI Investment がリードし、Sinar Mas Digital Ventures、Ascend Money、Golden Gate Ventures が参加したシリーズBラウンドで、1,750万米ドルを調達した。

一方、Paysbuy は2004年に設立され、2007年に DTAC が主要株主となった。同社の登記資本金は2億タイバーツ(580万米ドル)で、電子マネービジネスや電子決済サービスを運営するライセンスを供与されている。

【via e27】 @e27co

【原文】

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