小売業界向け店舗分析プラットフォーム「InSight」開発のFlow Solutions、DNX VenturesやアコードVなどから1.5億円を資金調達

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「Insight」
Image credit: Flow Solutions

小売業界向け店舗分析プラットフォーム「InSight」を開発する Flow Solutions は26日、直近のラウンドで1.5億円を資金調達したと発表した。調達ラウンドは不明。このラウンドには、DNX Ventures、アコード・ベンチャーズ、楽天キャピタル、台湾の Darwin Venture(達盈)が参加した。

横浜を拠点とする Flow Solutions はカメラなどの端末で取得したデータを統合し、分析・可視化・予測などが可能な、小売向けストアコミュニケーションプラットフォーム「InSight」を開発・提供。集積データの多さから POS 単独で店内分析が可能な欧米と対照的に、非購買者に対するデータ分析が十分でない日本の小売業に対し、網羅的な情報収集と分析を可能にする。

Image credit: Flow Solutions

IoT センサーを通じて取得した来店客数や顧客属性、POS や店内の導線、レジ待ちなど店舗内の各種データをはじめ、天気・スタッフなどの付随データを含むあらゆるビッグデータを取得・統合し、見やすいレポート画面として可視化。e ラーニング機能により、店舗スタッフのデータ取扱を支援し、従来製品では困難だった店舗でのデータ活用を促進する。店舗スタッフは、得られた知見を顧客サービスへ反映することで、顧客サービスの向上を図ることができる。

Insight のユーザには、女性下着や靴下販売のチュチュアンナ、下着販売のトリンプなどがある。Flow Solutions では今回調達した資金でチーム強化を行うほか、プロダクト面でポイントサービスの分析機能やエクスポート機能を追加、また、AI を使用した予測機能も充実させるべく開発を進めるとしている。

via PR TIMES

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