テクノロジーはイスラエルにありーー高額買収を実現させたイスラエルのスタートアップたち

by ゲストライター ゲストライター on 2016.3.29

Israel’s 15 biggest startup

<ピックアップ>Here are Israel’s 15 biggest startup exits (INFOGRAPHIC)

2013年、Googleが渋滞情報をシェアするカーナビゲーションサービスを展開するWazeを買収したことは、大きな話題となりました。以降、イスラエルのスタートアップコミュニティは、シリコンバレーに続くスタートアップの地として、世界中から注目を集めています。

世界からの注目は投資や買収といった形でも表出しており、2015年には,イスラエルのスタートアップ69社がバイアウトを実現し、その総額は54.1億ドルにも及びます。

Tech in Asiaがこうしたイスラエルのスタートアップのイグジット事情をまとめたインフォグラフィックを紹介していたので、ピックアップしました。

高額買収を実現させたイスラエルのスタートアップたち

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インフォグラフィック内に登場する15社は、いずれもユニークなスタートアップたち。が並びますが、中でも高額のバイアウトを実現したイスラエルのスタートアップ5社をピックアップして紹介してみます。

Waze

Wazeは、渋滞情報をコミュニティでシェアできるカーナビアプリを展開しています。リアルタイムの渋滞情報と交通状況や事故情報・取締り情報などをシェアすることができる、交通情報を軸としたSNSです。2013年、Googleが11億ドルで買収しました。

Trusteer

Trusteerは、マルウェアやフィッシング攻撃などのオンラインの脅威からコンピューター・データを保護するセキュリティ事業を展開しています。サイバー攻撃に対する保護だけでなく、発生した際の対応・リスク防止といった、オンラインセキュリティーに関する総合サービスを複合的に提供しています。2013年、IBMが10億ドルで買収しました。

PrimeSense

PrimeSenceは、3D技術を使った製品開発を展開しています。かつてはMicrosoftのパートナーとなり、ジェスチャーを認識するKinect センサーを開発しました。独自でタブレット用のモバイルサイズの3Dセンサーを開発しており、2013年、Appleが3,45億ドルで買収しました。以下は,PrimeSenseが買収前に制作した動画で、PrimeSenseの取り組む3D技術の未来像が表現されています。

Altair Semiconductor

Alter Semicondictorは、モバイル機器データ通信基盤であるLTE向けのチップ開発、LTE特化した製品の開発・販売を展開しています。Altair SemiconductorのLTEチップは、モバイルデバイスに留まらず、loT機器からゲーム機・車などにも使用されています。2016年、SONYが2億ドルで買収しました。

Storwize

Storwizeは、データ圧縮技術を展開しています。Storwizeのもつ技術によって、データをリアルタイムで圧縮し、最大80%の物理ストレージ容量を削減することができます。2010年、IBMが1,4億ドルで買収しました。現在、Storwizeのデータ圧縮技術は、公共・貿易など、データ通信がおこりうる様々な場面で使用されています。

イスラエル発のスタートアップは、ハイテクノロジーなプロダクトを生み出し、その領域は、ソフトウェア・半導体・クラウドコンピューティング・SaaS(サース)など様々。

中でも、高額買収を成功させたイスラエルのスタートアップは、独自の技術やテクノロジーを保有し、簡単にコピーできないサービス展開をしている会社ばかりです。

彼らの技術をより早くマーケットへと広めるという意味では、資金力を持つ企業に買収されるという選択は効率的な選択です。

こうした高額買収事例が投資家の注目を集めたことで、国内のスタートアップが資金を集めやすくなり、新しいチャレンジが生まれるという好循環をイスラエルのコミュニティに起こしているようです。

イスラエルのスタートアップ事情については、下記記事も参考になるかと思います。

<関連記事>

日本のスタートアップコミュニティの発展のために、イスラエルから多くを学ぶことが出来そうです。

via Tech in Asia

(執筆:ISHINE YURIE)

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